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白老町の社台牧場で余生を過ごす2頭のフォスターホース、スズカコーズウェイ21歳(誕生日は3月22日)とナムラタイタン(誕生日は5月20日)は元気に冬を過ごしています。
雪化粧した樽前山
[動画]
函館行きの特急すずらんが通過して行きました
今年は例年にない暖冬で春のような暖かい日が続いています。嗜好性を見て、タイタンには一番牧草、コーズウェイには二番牧草を与えていますが、乾燥牧草より放牧地の青草の方が好きなのか、短い青草を刈り尽くすようにして食べています。
12月末〜1月にかけて放牧地に堆肥を散布しました。来春も青々とした良質な牧草が生えてくれることでしょう。
一番牧草が好きなタイタン
二番牧草が好きなコーズウェイ
投げ草はそれぞれの好みの牧草を与えています
冬場は運動量が少なくなるので疝痛対策として水をたくさん飲んでもらうため、湯水や鉱塩を入れたり、飼い葉に乳酸菌粉末を増量、オイルも添加して食生活を見守っています。
広さ1町歩(100m×100m)以上ある広大な放牧地を与えられ、全身にお日様の光を浴びて活動しているので「見学者様から『ここの馬は毛づやがよく光っていますね』と褒めていただき嬉しかったです」と吉田代表は話されていました。
変わらず元気に過ごしています。1月23日の削蹄日に計測したところ馬体重は570kg(現役時代は520〜530kg)でした。
左顎の下の腫瘍(良性)は変わらず、
嚥下など日常生活には支障は出ていません
先日から見学エリアを拡大したことをお伝えしましたが、タイタンの放牧地の木戸口(出入口)近くに鉄パイプと「立ち入り禁止札」を設置しました。ベンチが設置されていた以前の見学位置と比べると見学の自由度が増したので写真撮影もしやすくなったのではないでしょうか。
1月には7〜8人の見学者が来場されました。近くのホースフレンドファームさんにもフォスターホース2頭(サチノスイーティー、 ヴァイオレットラブ)が仲間入りしているので今後さらに見学の方が増えると思います。見学マナーを守って楽しい時間をお過ごしください。
厩舎の近くまで見学エリアが広がり
見やすくなりました
先日、スズカコーズウェイの元に嬉しいニュースが届きました。種牡馬生活7年目の産駒・サンデーファンデー(牡5歳)が1月26日に行われた第29回プロキオンステークス(G3)を優勝。産駒初のJRA重賞制覇を成し遂げました。
この世代の血統登録わずか17頭の中からJRA重賞勝ち馬が出ることは快挙です。サンデーファンデーは2月23日に開催されたフェブラリーステークス(G1)に出走、8番人気で結果は10着でしたが、陣営の皆様にとっても手応えのあるレースだったのではないでしょうか。まずはリフレッシュを。そして、これからに期待したいと思います。
産駒の活躍に誇らしげなコーズウェイ
[動画]
美味しそうにニンジンを食べています
この日は撮影用に吉田代表の手から「ごほうびニンジン」を与えていただきましたが、孝行息子の活躍に心なしか誇らしげなコーズウェイでした。
牧場のスタッフさんが慣らしてくれたので先日から体重計にも乗るようになりました。1月23日の削蹄日に計測したところ馬体重は522kg(現役時代は470〜480kg)でした。
現役時から40kgほど増量
手前の放牧地にコーズウェイ、奥にタイタン
【ナムラタイタン産駒】
ナムラタイタンは現1歳が最終世代。種牡馬として7年間供用されましたが、昨年は5年目世代の産駒・ショウガマッタナシ(牝3歳)が重賞・ネクストスター金沢を優勝しています。金沢競馬3歳の頂点・石川優駿制覇を目指して頑張って欲しいですね。
【スズカコーズウェイ産駒】
本文中でも触れましたが、産駒のサンデーファンデーがプロキオンステークス(G3)を優勝しました。スズカコーズウェイは昨年まで種牡馬をしていたので、今年誕生する世代がラストクロップ(最終世代)。種牡馬として12年間供用されていたので、全国の地方競馬を中心に多くの産駒が現役で活躍しています。
タイタンとコーズウェイの産駒の応援をよろしくお願いします。
会員見学
●会員見学予約
一般見学
2024年後期に「引退名馬」(引退名馬繋養展示事業)対象馬となり、7月1日より一般向けの見学を開始しました。
見学の申し込みなど詳細については、「引退名馬」ナムラタイタンのページをご参照ください。
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