霧に包まれたり、曇ったりしているうちは良いのですが、晴れ始めると途端に暑くなり、アブが出て来るので、それに合わせて、全馬を厩舎に入れて涼ませました。直射日光の当たるところは暑かったですが、日陰だと風が涼しく、馬たちにも人間にも楽でした。振り返ると、今夏は昨夏に続き、おおむね過ごしやすかった印象です。
大反魂草(オオハンゴンソウ)がすごい勢いで増えて景色のあちこちが黄色で覆われています。ここに住んで30年以上になりますが、昔は「綺麗だなぁ」で済んでいたのが、今は怖いくらい生息域を広げています。この先、後継者不足、人手不足で更に人間が刈る作業ができなくなったら、北海道の大地がほとんど夏は真っ黄っ黄になるんじゃないかと思うくらいの増え方です。
8月9日にナイスネイチャが左前脚の管骨の内側に擦り傷を作ってきました。ネオヨージンをかけていましたが、なぜか外側が腫れてきたので、熱や痛みはありませんでしたがフレグモーネを心配して11日に獣医さんの診察を受けました。
診察の結果、フレグモーネとのことで、消炎鎮痛剤と抗生物質の注射を受けました。診療初日はかさぶたを剥がし、薬入り生理食塩水で洗った後、ベトラップを巻いて放牧しました。治療は4日で終わりました。
9日頃に右目の下にも傷痕がありましたので、もしかしたら寝起きの時に少しもがいて傷を負ったのかもしれないと思いました。右目の下は治療の必要のないものです。食欲はあり、元気もあります。
放牧地と接する小さい厩舎を避暑地にしていて、金網の引き戸を開けると中に駆けこむことがよくありました。21日朝は金網の引き戸を開けると「お約束」(習慣)でナイスだけが駆けこんできましたが、涼しかったので、「間違えた!」と思ったのか、すぐにまた出て行ってしまいました。(笑)
ほぼ毎日、会員さんや一般の見学の方々が来られました。暑い時は、厩舎の中で会っていただくことも度々でした。
※動画はツイッター https://twitter.com/urakawawatanabe をご覧下さい。
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