ナイスゴールド
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渡辺牧場さんから、ナイスゴールド(27歳)とモアザンベスト(23歳)の近況報告が届きました。
虫が少なく、過ごしやすい季節の到来です。
* * *
今のところは暑すぎることはなく、晴れても風が吹くと心地よい季節です。
一番草の丈が一気に伸びました。クローバーの白い花、ピンクの花が真っ盛りです。ウグイスの鳴き声が心地よく聴こえます。アブやサシバエがまだ出ていない今の季節が、馬たちにとって一番過ごしやすいように思います。
5月30日に両前蹄の特殊装蹄を施してくださいました。今回はいつものように全体をくるむ形でなく、つま先を切り落とした形です。
ナイスゴールド特殊装蹄
ナイスゴールドは27歳の割に冬の間も冬毛がそれほど長くは伸びていませんでした。春になってから冬毛が抜けるのも順調でしたが、今はあとお腹のあたりに残っています。父ナイスネイチャも同じでしたが、元々の毛色が明るい鹿毛で、冬毛は黒っぽいです。なので、現在はお腹だけ黒く見えます。
会員M様撮影 5月25日
繊細で食が細く痩せがちなのが心配ですが、蹄葉炎のことを考えると、今くらいが良いのかもしれません。
昨秋11月には534㎏だったのが冬の間に食欲が落ちて春先に一番軽い時で504㎏にまで減っていました。それが徐々に増えてきて、6月15日には530㎏に回復しています。
彼は青草を食べていないので、他の馬たちと違い、夏場に放っておいても体重が増えることにはなりませんので、今くらいを維持できるように注意していこうと思います。
左からナイスゴールド、マキヒメ5月27日
朝、放牧地に軽トラックで水を配る時に、緑色の桶に飼い葉を入れて一緒に積んで持って行くことが習慣になっているため、軽トラックが来ると飼い葉がもらえると思って、すぐに寄ってきます。マキヒメと少し距離を置いて、しばらく食べています。
左からナイスゴールド、マキヒメ 6月13日
飼い葉を食べるナイスゴールド(手前)とマキヒメ(奥)
食べ終わるとマキヒメと2頭揃ってウトウトし出します。見ていると、ウトウトしすぎて転ぶのではないかとハラハラしますが、近況報告用の写真と動画を撮っていた時は、カクッとなりそうな時に目を覚ましていました。
眠そうなナイスゴールド(右)とマキヒメ(左)
モアちゃんは冬毛が他の馬たちよりも長く、クッシング病ということからも、「今夏は抜けるのだろうか?」と心配していました。
5月頃は他の馬たちよりゆっくり少しずつ抜けていましたが、6月に入った頃からペースを上げてみるみる抜け、今はほとんど抜けました。モアちゃんがサラブレッドらしく見えるようになりました。
会員M様撮影 5月25日
会員M様撮影 5月25日
朝はいつもの広い放牧地にヴィエントバイラーと一緒に放し、10時になると、青草を食べる量を抑えるために20アール位の放牧地に移しています。
前回のご報告*では、「10時からはグリちゃんとヤマトと一緒の狭い放牧地に放している」と書きましたが、現在は、モアちゃんはケイウンネイチャーとヴィエントバイラーと3頭で過ごしています。モアちゃんは誰とでも仲良くできるので助かっています。
*5月15日 近況のご報告 https://rha.or.jp/f/wata/20250515_watanabe.html
綺麗に冬毛が抜けました 6月13日
先日、朝、馬房から出す時に少し蹄底が痛そうに思えました。クッシング病の馬は蹄葉炎になりやすいということで心配になりました。
モアちゃんは両前の蹄底が薄く、その部分を挟む道具で調べると痛がりました。念のため、レントゲンを撮っていただいたところ、蹄葉炎にはなっていないとわかり、ひとまずはホッとしました。
モアちゃんは左端
モアちゃん(左)とケイウンネイチャー(右)
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