ナイスゴールド
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渡辺牧場さんから近況報告が届きました。ナイスゴールド、モアザンベスト(24歳)、2025年10月に沖田忠幸牧場から移動してきたエアリカコ(27歳)とミラキュラス(6月4日で満24歳)、そして3月12日に入厩した新フォスターホース、マイネリスペクト(18歳)のようすをお伝えします。
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渡辺牧場から見える山々には今年は4月19日からコブシの白い花が咲いているのが見えるようになり、5日後に桜が咲いているのが見えるようになりました。雨が降るごとに青草がグンと丈を伸ばし、今は草刈り機で刈れるくらいに伸びました。晴れると緑の中にタンポポの黄色い花が沢山咲き、とても明るく爽やかな季節になりました。
4月20日の地震は横に揺れた震度3でしたので、馬たちは「何?」という感じでキョロキョロするくらいでしたが、27日の地震(震度4)は下からドン!!と突き上げるような大きな縦方向への揺れでした。この時の馬たちはかなり興奮して、いななきながら馬房の中をクルクル回りましたが、揺れが収まると落ち着きを取り戻していました。(被害はありませんでした。)
4月15日にキース装蹄師さんが両前蹄の改装をしてくださり、順調に歩いていましたが、5月7日夕方に跛行が見られました。その後、更に痛みが強くなり食欲が落ちました。
ナイスゴールドは高齢である上に青草を食べられないのと、そもそも食が細いことから、とても心配しました。舎飼いにすると更に食欲が落ちるので放牧はいつも通りにして、3日間、痛み止めの錠剤と胃薬を飲ませました。

10日の晩には夜飼いの桶をかけても動いて向きを変えるのがつらく、桶の方に首を曲げて少しだけ食べていました。
11日にキース装蹄師さんが来てくださった時には、少し跛行が軽くなっていました。よく調べてくださり、蹄球間溝と呼ばれるところから少し膿が出てきているのを確認できました。「砂のぼり」のようです。おそらく前の晩がピークで、膿が排出されてきたことで痛みがいくらか弱まったのかと思われました。


キース装蹄師さんが来られたタイミングがちょうど良かったことになります。排膿しやすくするための手当をしてからべトラップとダクトテープを巻き、様子を見ることになりました。巻いたものは翌日の夕方に外すよう指示され、そのようにしました。次は21日以降に来てくださることになりました。現在も少し跛行していますが、様子を見ていきます。
とウトウトするマキヒメ(左)-r.jpg)

4月25日に元気に24歳の誕生日を迎えました。誕生日にはハーボールやクッキー、ゼブラ柄の虫除け馬服をプレゼントしていただきました。
ゼブラ柄はアブが近寄らないという研究結果があるそうです。会員様がサイズを相談してくださって、一番大きい165cmというサイズをお願いしました。すると会員様が「外産の大きい馬用って書いてるけど、本当に!?」と心配してくださいましたが、私はそれでもお腹周りが心配なくらいでした(苦笑)。

届いた馬服を着せてみると、お腹周りが足りてホッとしました。このサイズで良かったです。


放牧地の仲間のプリンちゃんに懐かれていた時があり、2頭が一緒に草を食んでいました。モアちゃんが歩くとプリンちゃんもついて歩いていました。

青草が伸びてきたので、糖質制限のため現在は10時半頃に狭い放牧地に移動しています。そこにはケイウンネイチャー(ナイスネイチャの姪)が1頭で寂しがっていたため、初日にはとても大喜びで飛び跳ねて歓迎されました。
とケイウンネイチャー(奥)5月13日-r.jpg)
時間になり、放牧地に迎えに行くとずっと奥にいたこともありました。迎えに来られるのが嫌になってきたようで、最近は少し逃げようとしますが動きがゆっくりなのですぐに摑まえられます。
3月27日に左股関節の治療を受けた後、「運動もして筋肉を付けた方がいい」とアドバイスを受けました。放牧地を簡易牧柵で仕切って狭くしていたのですが、牧柵1列を取り除き、少し広げて80m×50mくらいの広さにしました。青草を食べられる面積が増えたので、これからの季節には良かったと思います。



5月8日の夜飼い前の時間帯に雷が鳴っていました。雨雲レーダーからも雷雲は近くではないようでしたが、時々ザーッと音を立てて雨が降り、家の中では犬が怖がっていました。夜飼いに行く頃には雷は収まっていましたが、リカコだけがいつも以上に興奮していました。

いつもは「早く飼い葉をちょうだい」とアピールして顔を上下に振るくらいなのですが、この時は目が血走っているような目尻の方の白目が充血していて馬房の馬せん棒を飛び越えて来るのではないかと思うくらい興奮していました。雷が怖かったのだろうとしか、他に原因が考えられませんでした。


犬もそうですが、動物はなぜ外で大きな恐ろしい音が聞こえるのか?などの理由がわからず、ただただ怖がって可哀想だなぁと思います。リカコの真ん前に立って「リカコ、リカコ、大丈夫、大丈夫だよ」と、しばらく顔を撫でてなだめました。その間に、新しくスタッフとして入った長女がリカコの粉の飼い葉を作り、いつものようにリカコの馬房の前に置きました。
それから少しずつリカコは落ち着いてきて、食べ始めたのでホッとしました。夜飼いが終わる頃には雷の心配はなくなっており、リカコもいつもの表情に戻って落ち着いていたので安心して家に戻りました。

前回の近況報告で書きました子宮内の汚れは、治療後に間もなく何度か汚れが出て心配しましたが、発情周期がほぼ無いようなわからない状態だったのが正常になりましたので発情の無い時は汚れが出ず、発情のあるタイミングで少しだけ出るという状態になりました。このことを獣医さんに相談したところ、治療前のように継続して汚れが出るようになるなら手術をした方が良いが、この程度なら様子を見ていて良いとのことでした。



収牧の時間になると、ミラちゃんはいつもリカコと一緒に牧場の中では一番最初に厩舎に帰ります。そして馬房で飼い葉を食べていると次々と他の馬たちも戻って来るのですが、他の馬が厩舎に戻る度に、ミラちゃんはビャン!と大きな声を出して出迎えます。
最初は隣の馬房のヤマトに恋をしているのかな?と思いましたが、ナイスゴールドや他の牝馬が厩舎に帰って来ても大きな声で出迎えます。まるで「ビャン!」=「お帰り!」と言っているかのようです(笑)。
放牧地との行き帰りとも、ミラちゃんはリカコの前を歩きますが、とてもゆっくり歩くのでリカコが行き詰まります(苦笑)。
でも、抜かしたら危ないのでリカコを抑えながら歩くことになります。

とミラキュラス(右)-r.jpg)
5月11日に元気に18歳の誕生日を迎えました。誕生日には放牧地で、他の仲間たちに見つからないように1頭でいるタイミングに人参を持って行ってこっそりお祝いをしました。


朝の犬の散歩中、リスちゃんの放牧地の横を通ると、リスちゃんはよく興味深くついて歩いて来ます。


リスちゃんの放牧地は2haくらいに6頭がいて賑わっていましたが、5月からは一時預かりの高齢牝馬が元の牧場に帰って行ったため、5頭になりました。また、10時半以降はモアちゃんもすぐ近くですが狭い放牧地に移動するため、4頭で過ごしています。

隣の放牧地に31歳のおじいさん馬キゼンラックがいて、時々牧柵1枚越しに何やら面会しています。また、放牧地の仲間のオーちゃん(16歳セン馬)はプリンちゃんとも仲が良いのですが、リスちゃんにも懐いていて、陽気の良い日には一緒に近くでお昼寝をしているのを何度か見かけました。
とリスちゃん(鹿毛)-r.jpg)
※要事前予約
※会員(全FP会員、一般会員、後援会員)のみ対象
会員見学(全FP会員、一般会員、後援会員) : 会員専用ページ、会報をご参照ください
一般見学 (賛同会員を含む) : 以下をご参照ください
渡辺牧場Twitter(@urakawawatanabe)
競走馬のふるさと案内所 渡辺牧場のページ
https://uma-furusato.com/search_farm/1344.html
モアザンベストは
「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」対象馬です。
マイネリスペクトは
「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」対象馬です。
「ナイスネイチャ・バースデー/メモリアルドネーション」活動報告・対象馬一覧
渡辺牧場で生まれ、余生を過ごしたナイスネイチャ(1988年4月16日―2023年5月30日)の誕生日に合わせて引退馬支援のご寄付を募るドネーションを、2025年も「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション 2025」(NNMD2025)として開催いたしました。たくさんのご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
ナイスネイチャのドネーションで皆様からいただきましたご寄付はすべて、その年のテーマに合わせた引退馬支援に使わせていただきます。NNMD2025のテーマは、引退馬が次の馬生を目指すためのリトレーニングを行う「再就職支援プログラム」です。対象馬の入厩、調教も始まっています。
長年にわたり引退馬協会の広報部長として活躍したナイスネイチャの功績を讃え、感謝する「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション」。このドネーションは、引退馬支援のためにこれからも続けていきたいと思っております。ご支援、応援をよろしくお願いいたします。(引退馬協会 事務局)
「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション 2025」(Symcable)
開催期間:2025年4月16日 − 5月15日
2026年も「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション」を開始いたします。
「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション 2026」
開催期間:2026年4月16日 − 5月15日
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