生年月日 | 1999年2月15日 |
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性別 | 牝 |
毛色 | 栗毛 |
生産地 | 北海道・厚真町 |
生産者 | 社台ファーム |
血統 | 父・Halling(USA) 母・ライラアラウィ(IRE) |
所属厩舎 | 美浦・藤沢和雄厩舎 |
生涯成績 | 16戦2勝(うち、中央1勝) |
詳細情報 | https://www.jbis.or.jp/horse/0000619936/ |
繋養先 | 沖田忠幸牧場 北海道日高郡新ひだか町三石福畑101 HP https://okitabokujou.jimdo.com/ |
見学可能期間 | 6月~10月 |
エアリカコ(以下、リカコ)が沖田忠幸さんの牧場に来た経緯は、リカコの最初のオーナーから「こういう馬がいるが、引き取ってくれないか?」と相談を受け、その時に沖田さんの牧場では馬房が一杯だった為に断ろうと思っていたそうですが、お世話になっている繁殖牝馬のオーナーさんに「血統が良い馬がいるがどうしますか?」と相談したところ「沖田さんの牧場なら預けてもいいよ」と承諾してくれたため、自分の繁殖牝馬を他に預けて馬房を空けてリカコを迎えました。リカコはオーナーがいる繁殖牝馬として沖田牧場で過ごす事になり、移動してから5頭を出産しました。
最後の産駒を身ごもっているときに、腸閉塞となり手術を受けました。大変な手術でしたが、幸いにもリカコもお腹の仔も無事でした。癒着があるかもしれず出産には危険を伴いましたが、2018年春、サウスヴィグラス産駒の栗毛の女の子を出産しました。
しかし、こうしたことから繁殖牝馬としてはもう無理と考えたオーナーさんは、リカコを手放すことになりました。従業員さんたちはリカコが二度の困難を乗り越え、命を繋いできたことを想い、なんとか助けられないかと沖田さんに相談してきました。毎日世話をしてきた馬はどの馬もみんなかわいい。リカコだけが特別ではない。助けられるものなら、みんな生かしてあげたい、でもそれができないなら手放すしかない ― 沖田さんは一旦は断ります。
すると従業員さんたちは自分たちで引き取ることを考えました。従業員さんたちと話し合いを重ねるうち、沖田さんは将来のある若い従業員たちにリカコの長い馬生を背負わせる事は出来ないと思い、サポートホースのミラキュラスを預かっていた縁で引退馬協会に相談をされました。
長年繁殖をして過ごした牝馬は高齢になって繁殖を引退しても次の仕事はほとんどありません。再就職支援プログラムに入ることもできません。引退馬協会ではこれまでにも、繁殖を引退した馬が人知れず行方がわからなくなってしまうケースが多いこと、そして繁殖馬を廃用することに心を痛めている生産牧場さんが少なくはないことから、命をかけて出産してきた繁殖牝馬たちの一握りでも、命を繋いでいきたいと考えてきました。ウラカワミユキ、エリモシック、エイシンバーリン、マザートウショウはそうしたことからフォスターホースとして受け入れました。
リカコも20歳になるまで繁殖馬としてがんばってきた馬です。幸いにも、ご相談のあった2018年11月は、メイショウドトウ、タイキシャトルという有名馬の受け入れが続き、たくさんの方にご入会いただきました。リカコ自身が有名ではなくとも、有名馬たちがリカコを助けてくれると判断してフォスターホースとして受け入れることになりました。
今はまだ、エアリカコという馬を知る人は少ないかもしれません。でも、穏やかな性格のリカコは、いつしかたくさんの方に愛されるフォスターホースになってくれることでしょう。
エアリカコは、1999年生まれの牝馬で、引退馬協会の21頭目のフォスターホースです。
現役時代は中央から地方へ移籍し、1勝したのちに中央に復帰し、中央でも1勝を上げました。現役生活引退後は、繁殖牝馬として今まで9頭を出産、うち5頭は沖田忠幸さんの牧場で生まれました。
お手入れも大人しくさせてくれて、手のかかる事は何もない穏やかな性格です。ただ、長いものが嫌いで、間違えて引き手を地面に落とすとパニックになる程びっくりしてしまいます。食欲もあり、好き嫌いもありません。
エアリカコの
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