ナイスゴールド
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渡辺牧場さんから近況報告が届きました。ナイスゴールド(3月30日で満28歳)、モアザンベスト(4月25日で満24歳)、2025年10月に沖田忠幸牧場から移動してきたエアリカコ(2月15日で満27歳)とミラキュラス(6月4日で、満24歳)、4頭のフォスターホースのようすをお伝えします。
* * *
昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
12月28日に積もった10cmくらいの雪が雨で解けましたが、また大晦日の夜に10cmくらい積もり、雪景色で新年を迎えました。
しかし、また雨で解けて現在は積雪はほぼない状態です。部分的に圧雪、シャーベット、水たまりが凍り、滑る所があちこちにできてしまいました。
滑り止めのために、通路や砂の馬場には砂や切り草を撒いて回り、放牧地には堆肥を撒きました。堆肥を狭い放牧地2ヵ所に撒いたところで堆肥撒きの機械が故障してしまい、一旦、堆肥撒きを諦めて、安全な狭い5ヵ所(丸馬場を含む)に午前と午後で交代制にして放牧をしていました。15日にお隣の牧場さんから堆肥撒きの機械を借りて撒き、やっと全馬を放牧できるようになりました。
12月19日に両前蹄の特殊装蹄のためキース装蹄師さんが来られました。前回の特殊装蹄を外した後、裸足の状態で蹄をよく観察されて、前回から1ヵ月半経っているので、現状を見るためもう一度レントゲンを撮るようにと指示がありました。
改装までは靴をお借りしました。靴だけでは蹄底が痛そうでしたので、ガムジーという綿を蹄底に当ててクッションにしてヴェトラップ(使い捨ての自着包帯)を巻いて固定し、その上から靴を履かせて丸馬場に放していました。

21日に獣医さんにレントゲンを撮っていただき、23日に再びキース装蹄師さんが来られて、レントゲンの結果を確認しながら改装をしてくださいました。
改装後、ナイスゴールドは調子よさそうに過ごしていましたが、1月5日朝、放牧した後に飼い葉を放牧地に運んだ時、右前だけ接着してあった靴が外れて雪の上に落ちていました。急いでキース装蹄師さんに連絡すると、その日の午後に急遽駆けつけてくださり、また処置してくださいました。

とマキヒメ(奥)1月2日_r.jpg)
とマキヒメ(右)1月2日_r.jpg)
ナイスゴールドの放牧地は、水たまりが凍った箇所に滑り止めの砂を撒いた後は使えています。ナイスゴールドは繊細で、舎飼いの時間が長くなると食欲が落ちるので、交代制ではなく午前も午後も放牧していました。



1月2日にお昼の飼い葉を持っていくと、マキヒメが寝ていてスムーズに立ち上がれない様子でした。ナイスゴールドがそばに立って心配そうにマキヒメをのぞき込んでいました。
監視カメラを遡ると、マキヒメが寝てから8分くらい経っていたようでした。その後少し介助してマキヒメは自力で立ち上がることができ、ナイスゴールドもホッとしたようでした。

12月18日にモアちゃんあてに生牧草をいただき、バイラーたちとも分けて、馬房でとても美味しそうに食べました。

クリスマスイブは雪景色にならず、モアちゃんは泥んこになって過ごしました。

放牧地の草が青い季節が過ぎて枯れ草状態になったころから、モアちゃんは狭い放牧地に移動しないで、バイラーと2頭で広い放牧地で収牧時間まで過ごしていました。12月28日には新雪の上を遠出してゴロンゴロンと体の両側面に雪浴びをして駆け出すという無邪気なシーンも見られました。


しかし、1月11日に広い放牧地が凍って危ない状態になってからは、狭い放牧地に滑り止めのために堆肥を撒き、また以前のようにケイウンネイチャーとバイラーと3頭で過ごしています。
3頭で放牧を再開した初日は暖かくなり、堆肥がドロドロで四肢が汚れたため、この3頭は収牧後に四肢を洗わなくてはなりませんでした。翌日からは日中の気温も氷点下になり、堆肥も凍ったため四肢を汚さずに済みました。

お昼前には他の馬たちと交代し、モアちゃんは午後からは馬房で過ごしていました。堆肥撒きの機械が直るまで待っていられず、15日にお隣の牧場さんから機械を借りて撒くことができたため、16日からは元の広い放牧地に戻れます。
前回の近況報告では、特筆すべき事柄が沢山ありましたが、その後の1ヵ月間はやっと落ち着き、穏やかに過ごせるようになったように思います。鼻血もその後は出ておらず、状況から獣医師さんのおっしゃる通り、どこかにぶつけたことにより鼻血が出ていた可能性が高いと思いホッとしています。
とミラちゃん(右)12月28日_r.jpg)
放牧地が滑る危険のない時は、厩舎から300mくらい離れた放牧地まで、ミラキュラスの後ろをおとなしく歩いて行き、落ち着いて過ごしていました。遠いですが状態の良い草地なので、ここを使うようになりました。
体が斜めなのは変わりなく、放牧地でも牧柵に腰をもたれかけている時もあります。斜めでありながらもしっかり歩けており、馬房ではしょっちゅう壁を蹴っているので、今のところは大丈夫そうです。

朝の放牧直後と、お昼に飼い葉を放牧地に持っていき、食べていました。1月11日からは、この放牧地に一部ですが滑る所ができて危険になったため、他の馬たちと交代で大きい丸馬場に放していましたが、16日からは戻れます。

寒さがとても厳しい日には極寒用の馬服を着せていますが、ミラちゃんにはメテオシャワーのものを借りて使っています。お腹の下にベルトが3本あり、全てギリギリまで長く伸ばして使っても真ん中のベルトだけは届きません。仕方ないので、青いビニール紐でベルトの金具と金具を結んで使っています。(苦笑)
とエアリカコ(左)12月28日_r.jpg)

ミラキュラスは移動してきた当初からボロ(馬糞)が緩く、形がある時もあれば形が崩れてしまっている時もありました。ボロ汁も出て、いつも後肢を汚していました。
「厩舎みちくさ」さんで繋養されているフォスターホース、ヴァーゲンザイルのボロ汁に効果のあったフラジールという飲み薬のことを教えていただき、昨年、渡辺牧場のヤマトにもとても効果があったので、ミラキュラスにも投与してみました。すると、やはり効果があり、ボロは常に形あるものとなりました。
ボロ汁もなくなり、後肢を汚さなくなっていましたが、ここ数日、ボロの形はあるものの、ボロ汁だけまた出ているようです。


ミラキュラスはとても大人しいのですが、馬房から顔を出している時に目の前を他の馬が通り過ぎる時に大きな声を何度も出します。
例えば、ミラキュラスとリカコのペアを先に収牧し、次にヤマトとグリちゃんのペアが厩舎に戻ってきて、馬房にいるミラちゃんの目の前を通過する時には、必ずミラちゃんは大きな声で「ヒインッ!!」と何度も声をかけます。


※要事前予約
※会員(全FP会員、一般会員、後援会員)のみ対象
会員見学(全FP会員、一般会員、後援会員) : 会員専用ページ、会報をご参照ください
一般見学 (賛同会員を含む) : 以下をご参照ください
渡辺牧場Twitter(@urakawawatanabe)
競走馬のふるさと案内所 渡辺牧場のページ
https://uma-furusato.com/search_farm/1344.html
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「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション 2025」(Symcable)
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