おにくん(ナイキプラネット)
プロフィール
フォスターホースになった経緯
東日本大震災発生時に健康手帳を失くしてしまった為、生年月日や父母など詳しいことがわかりませんでしたが、2017年3月、おにくんに似ている馬をご存知だったからの情報により、調査したところ、競走馬時代の名前とプロフィールが判明しました。
福島第一原発から20km圏内にいたため、被災馬フォスターホースのコッチャンと同じように、食肉にしてはいけないことを示す凍結烙印が押されています。
以前は虚弱体質で、歩くのもポニーより遅くいじめられっこ。他の馬が嫌いで、関わってほしくないがために常に存在を消しており、いるのかいないのか分からない感じだったので「空気おに」と呼ばれていたことから「「おにくん」という呼ばれるようになりました。
震災後、個人の方に譲渡され、被災地・福島で引退馬協会のスタッフとして被災馬の見守りをしていた脇坂南さんが勤務する乗馬クラブに預託されていましたが、資金的に難しくなったことから、脇坂さんが乗馬クラブを退職した時に一緒に連れて出て、脇坂さん自身が立ち上げた「厩舎みちくさ」で繋養することになりました。
脇坂さんからおにくんへの支援依頼の相談を受け、引退馬協会では乗馬だった馬をフォスターホースにすることはできないという規定があるため、引退馬協会運営委員のみなさんと協議し、継続している被災馬支援活動の一環として、「ハーモニィの冠のある馬、凍結烙印のある馬は引退馬協会が見守ること」を方針としていることから、被災馬フォスターホースとして受け入れることとなり、「厩舎みちくさ」で繋養し、会員さん達に騎乗していただける馬として過ごしています。
以前はたびたび疝痛を起こす病弱な馬でしたが、前の飼い主さんより、腹痛を起こさない病気を未然に防ぐ為の医療や、獣医さんの定期的な診察を受けさせていただいたおかげで体質改善することができ、現在は腹痛もなく、ここ数年は獣医さんを呼ぶようなこともありません。
性格はビックボディ(500kgは超える大型馬)に似合わぬスモールハート。とても優しい性格で、常に子供達からの一番人気です。
健康になってからはパワーホースに変貌し、毎日元気いっぱいで、雄大な馬体から外国産の乗馬と間違われることもあるほどになりました。
好奇心も旺盛で、放牧に出るときはぐいぐいとトップバッターで崖を駈け降り、「ワイルドおに」と呼ばれています。
好みの牝馬には嫌がられてもブヒブヒ鳴いてついていきます。
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