季節がどんどん進み、日は短くなり、寒さが増しています。11月4日朝はマイナス6℃、5日朝はマイナス7℃にまで下がり、放牧地も辺り一面が霜で真っ白に覆われました。太陽がしっかり昇った7時頃には陽が当たる南側の温度計は一気に0℃に上がり、こんな頃から放牧を始めるようになりました。夕方は15時半から厩舎に入れ始めるようになりました。
周りの山々の紅葉は例年より少し遅く、10月末~11月初めがとても綺麗でした。会員さんや一般の見学の方々が毎日来られ、多い日は1日4組の会員さんが来られて、馬たちは午前も午後も放牧地で人参を食べさせてもらえる日がありました。
ナイスネイチャは、放牧地では薄手の馬服を着せる日が増え、寒暖の変化に応じて着脱していました。6日は気温がさらに下がり、かなり強風との予報で、高齢のナイスネイチャには薄手より一段階暖かい馬服を着せました。
放牧地でゴロンゴロン寝返りしている姿を見かけると、ちゃんと立ち上がれるか様子を見守ります。他の馬たちは一度ですっと立ち上がりますが、ナイスは大体、一度立ち上がろうとしても諦め、頭を投げ出してしばらくじっと横たわっています。再度、起き上がろうとしても、また止めて、じっと横たわって、三度目くらいにやっと不器用そうに立ち上がる・・・という場面をよく見かけます。起き上がる時に心の中で「頑張れっ」と呟きつつ、起き上がったのを見届けるとホッとします。
そのうち、母のミユキ、ミユキの放牧仲間だった春風ヒューマのように膝を折り曲げて牛のような立ち方を覚えてくれるといいなと願っています。食欲はあり、馬体も良い状態です。
※動画はツイッター https://twitter.com/urakawawatanabe をご覧下さい。
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