いつもあたたかなご支援をありがとうございます。引退馬協会事務局です。
「ナイスネイチャ・バースデードネーション」の対象馬として、ポップコーンジャズ、ライラプスの受け入れが決定したことをご報告申し上げます。
2頭は繋養先となる北海道浦河町の東栄牧場に移動を終え、新しい生活をスタートさせています。FP(フォスターペアレント)会員の募集が始まりましたら、ホームページでお知らせいたします。みなさまの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
ポップコーンジャズ(撮影:朝内大助)
ポップコーンジャズ(23歳)は、5戦1勝で競走生活を引退後に繁殖に入り、2015年宝塚記念(G1)、天皇賞・秋(G1)など重賞6勝のラブリーデイ、2022年目黒記念(G2)など重賞3勝のボッケリーニを輩出しました(いずれも父・キングカメハメハ)。
ノーザンファームから坂東牧場に移動して繁殖生活を続けていましたが、計12頭を産み、引退。ラストクロップは2021年生まれのトニーアワード(父・モーリス)です。
このたび、サンバマウンテンファーム様に仲介に入っていただき、ポップコーンジャズの受け入れが決定しました。引退繁殖馬をテーマとした「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」対象馬として、フォスターホースの仲間入りとなります。
2023年10月30日、坂東牧場から東栄牧場に移動しました。新しい環境でも落ち着いています。同時期にフォスターホースとなったライラプスも東栄牧場に移動を終えています(後述のライラプスの項目参照)。牝馬2頭、仲良く過ごせるとよいですね。
ポップコーンジャズ プロフィール(JBISのページへ)
ライラプス(21歳)の母は、JRA重賞4勝の人気馬フサイチエアデール。ライラプス自身もクイーンカップ(G3)を勝利し、重賞ウイナーとなりました。フォスターホースのテンセイフジが優勝した2005年の関東オークス(中央交流 G3)にも出走しており、4着でした。ひとつ下の半弟に2005年朝日杯フューチュリティS(G1)など重賞3勝の活躍馬フサイチリシャールがいます。
競走生活引退後は繁殖牝馬となり、2022年に最後の産駒を出産(父・サトノクラウン)、繁殖を引退することになりました。このたびノーザンレイクの佐々木祥恵さんのご紹介で受け入れが実現し、新冠橋本牧場さんから譲渡していただきました。重賞勝ち馬であることから「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の条件を適用し、フォスターホースとして余生を過ごします。
預託先は東栄牧場に決定、2023年11月11日に移動を済ませています。同時期にフォスターホースとなったポップコーンジャズ(上述のポップコーンジャズの項目参照)とともに、仲良く穏やかに余生を過ごせますように。
ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)の助成金対象馬です。2024年前期の申請には間に合いませんが、2024年後期からの予定で申請を進めます。
ライラプス プロフィール(JBISのページへ)
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準備が整い次第、それぞれのFP会員の募集を行ってまいります。
なお、東栄牧場さんは生産牧場であり、防疫のため見学期間を6月~10月とさせていただきます。11月~5月はポップコーンジャズとライラプスのFP会員のみ、事前予約により見学可となります(事務局にお問い合わせください)。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
【今年のテーマ】
地方競馬の重賞勝ち馬もフォスターホースに
【ご寄付の使いみち】
お寄せくださったご寄付は、
重賞(地方・中央を問わず)を勝った
馬齢10歳以上の馬を
フォスターホース(一口里親馬)に迎える
ために使わせていただきます。
今回は、繁殖に上がらなかった馬も対象となります。
【ご寄付の使いみちの考え方についての補足事項】
*ご寄付の使いみちについて(2023年4月25日)
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【ご参考】
「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」(2021年)
・収支報告
・対象馬(フォスターホース)一覧
「ナイスネイチャ・34歳のバースデードネーション」(2022年)
・収支報告
・対象馬(再就職支援プログラム受講生)一覧