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浦河町の小葉松牧場で余生を送る2頭のフォスターホースは2002年生まれの同い年。テンセイフジが5月6日、ナムラシゲコは5月12日に誕生日を迎えますが、変わりなく元気に過ごしています。
風よけ板の周囲だけ踏み固められて低くなっています
今年は暖冬で雪が少ない日高地方ですが、2月中旬には今季最大級の積雪に見舞われ、吹き溜まりでは30cmほど積もりました。
2頭は現在、朝6:30頃から15:30頃まで放牧を行っています。朝一には下の放牧地の突き当たりまで歩いて行くこともあるそうですが、斜面の放牧地にはほとんど登ることもなく、一日の大半を小葉松さんが設置した風よけ板の近くで過ごしています。風よけ板の周りだけ蹄跡で踏み固められて低くなっているので2頭の行動範囲を伺うことができます。
[動画]
カメラを下に置いて牧柵目線で撮影
暖かな日、2頭の位置がいつもと逆です
テンセイフジが風よけから少し離れて食事しています
風よけ板の前にたっぷり置かれた投げ草(乾草)を食べる2頭
左からナムラシゲコ、テンセイフジ
風よけ板から覗き込む
「フジさんは見た!」
いつもの風景ですが、寒がりなテンセイフジは風よけ板に寄り添い、周囲に敏感なナムラシゲコはテンセイフジから2mほど離れた場所をウロウロしています。
風よけ板の横には乾燥牧草が山積みされ、2頭はムシャムシャと頬張り、喉がかわいたら木戸口の水桶(バケツ)まで水を飲みに行きます。
風よけ板の周囲をグルっと回るテンセイフジ
食欲旺盛、よく食べよく動きます
変わらず元気です。寒くても活発に動いています。
風よけ板からぴょこんと飛び出た耳。その下にある斜めハートの白い星でシゲコさんとわかります。
耳ぴょこのシゲコ
裏に回るとこんな感じ
2頭の放牧地から見える場所には小葉松さんが飼養する肉牛(モーモー)の放牧地もあります。牛は馬と違って季節に関係なく発情を迎えますが、放牧地には小さな仔牛の姿も見えます。
周囲に敏感なナムラシゲコが時おり、牛の放牧地に向けて耳を立てているのは仔牛たちの成長を見守っているのかも知れませんね。
生まれたばかりの仔牛もいます
食べながらも周囲の動きを耳と目でチェック
* * *
小葉松牧場さんで暮らすフォスターホース2頭は最近まで繁殖生活を送っていたので、現役生活を送っている競走馬が何頭もいます。
【テンセイフジ産駒】
テンセイフジの仔は川崎競馬のイサチルウキウキ(牝6歳)、モーモーレッド(牝5歳)の3頭が現役競走馬として頑張っています。モーモーレッドは2月22日の麗月賞(A1・A2)に出走して5着でした。4カ月ぶりのレースでしたから叩いての変わり身に期待したいですね。産駒たちの応援よろしくお願いします。
【ナムラシゲコ産駒】
名古屋競馬のナムラエヴァ(牝5歳)、中央競馬のナムラロビン(牡3歳)が現役。
頑張る子供たちの応援もよろしくお願いします。
見学希望日の1週間前までに要予約。
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