テンセイフジ
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※今春、熊本県と十勝地方(帯広市・清水町)で馬インフルエンザの発生が確認されました。幸いにして日高・胆振地方での発生は確認されず、競走馬のふるさと案内所が要請していた「牧場見学の自粛」も8月1日に解除されました。今後も感染防止に留意しながら取材を進めていきます。引き続き、牧場見学時の感染防止対策にご協力をお願いいたします。
浦河町の小葉松牧場で過ごす2頭のフォスターホース、テンセイフジ(23歳)とナムラシゲコ(23歳)。秋の過ごしやすい気候の中、紅葉に包まれた山の斜面の放牧地と緑の残る平地の放牧地を2頭で行ったり来たりしながら気ままに過ごしています。
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10月17日~19日に行なわれた引退馬協会主催の「北海道バスツアー」(参加者40名)は18日に来場。生憎の雨模様でしたが、2頭は“よそ行きのおべべ”(来客用の赤い頭絡)でおめかしして参加者をもてなしました。
「馬房で触れ合った後、(小雨になったので)放牧するところも公開して喜んでいただけました」と小葉松さんは話していました。
この日は昼過ぎの訪問になりましたが、小葉松牧場へと通じる道道1025号から山の斜面の放牧地に2頭の姿が見えました。(ずいぶん高いところまで行っちゃってるなぁ…)と思いながら山の斜面の放牧地を登って行きましたが、急坂で息も絶え絶え…。対照的にフジはシゲコと一緒にモグモグと貪欲に草を食んでいました。

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夏場は吸血虫(アブやサシバエ)を分散する作戦なのか、2mほどの近い距離で居ることが多かったのですが、虫のいない快適なこの時期は“付かず離れずの距離感”が復活。シゲコはフジと10m程離れた目の届く位置で過ごしているようです。
青草が美味しいようで2頭はお腹もぽっこり、丸々としてコンディションは良好です。

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次回のレポートは11月下旬~12月上旬を予定しています。その頃には地面も凍り始めるので小葉松さんの“風除け板”が設置されているかもしれません。
厩舎の中で小葉松さんに近況のお話を聞いていると、放牧地がザワザワしています。覗いてみたら、さっきまで山の放牧地にいた2頭が木戸口の位置まで移動していました。(お見送りに来てくれたのかな?)
* * *
小葉松牧場さんで暮らすフォスターホース2頭は最近まで繁殖生活を送っていたので、現役生活を送っている競走馬が何頭もいましたが、テンセイフジの仔・モーモーレッド(牝5歳)は登録を抹消したので現役馬はいなくなりました。
【ナムラシゲコ産駒】
ナムラシゲコの仔ではナムラカミカゼ(牡8歳)、ナムラロビン(牡3歳)が現役で頑張っています。産駒たちへの応援もよろしくお願いいたします。
見学希望日の1週間前までに要予約。
詳細は引退馬協会にお問い合わせください。
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