テンセイフジ
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※今春、熊本県と十勝地方(帯広市・清水町)で馬インフルエンザの発生が確認されました。幸いにして日高・胆振地方での発生は確認されず、競走馬のふるさと案内所が要請していた「牧場見学の自粛」も8月1日に解除されました。今後も感染防止に留意しながら取材を進めていきます。引き続き、牧場見学時の感染防止対策にご協力をお願いいたします。
浦河町の小葉松牧場で過ごす2頭のフォスターホース、テンセイフジ(23歳)とナムラシゲコ(23歳)。晩秋の過ごしやすい気候の中、紅葉に包まれた山の斜面の放牧地と緑の残る平地の放牧地を2頭で行ったり来たりしながら気ままに過ごしています。
11月に入り日高地方の平野部でも紅葉が進み、日に日に冬の気配を感じるようになりました。小葉松牧場でも冬支度を進めています。
11月下旬には寒がりのテンセイフジのために小葉松さんが用意する“風除け板”を今年も設置しました。小葉松牧場の冬の風物詩、2頭にとっては“こたつ”のような存在ですが、日中はまだまだ暖かいので風除け板にぴったり身を寄せることもなく歩き回っています。


山の斜面の放牧地は草が枯れてきましたが、平地の放牧地は草丈が短いもののまだまだ青々としているので投げ草(乾燥牧草)は行なわず、2頭は思い思いの場所で草を食んでいます。草丈が短いので、いつもより頭を下げている時間が長く、なかなか顔を上げてくれません。

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小葉松さんによると「冬に向けて冬毛が伸びてきた」とのことですが、食欲旺盛で健康状態に問題はありません。馬服の上からシルエットを見た感じでは丸々として健康そう…魅惑のヒップですね!(高齢馬になると、背骨を中心に肉が落ちてきて尖って見えます)
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日の出が遅くなり、現在は6時30分頃から15時30分頃まで放牧しています。2ヵ月に1回削蹄を行なっていますが、2頭とも脚元に問題はありません。
11月下旬から馬服を着せるようにしていますが、ゴロゴロと寝返りを打つのですぐに泥だらけになり、小葉松さんを困らせています。厚手の馬服は重く、洗濯も干すのも大変。シゲコさん、ゴロゴロもお手柔らかにお願いします。
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草丈が短いので、シゲコもいつもより頭を下げている時間が長く、なかなか顔を上げてくれないので撮影者泣かせです。
2頭とも暖かくして今年の冬を乗り越えて欲しいものです。
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小葉松牧場さんで暮らすフォスターホース2頭は最近まで繁殖生活を送っていたので、現役生活を送っている競走馬が何頭もいましたが、テンセイフジの仔・モーモーレッド(牝5歳)は登録を抹消したので現役馬はいなくなりました。
【ナムラシゲコ産駒】
ナムラシゲコの仔ではナムラカミカゼ(牡8歳)、ナムラロビン(牡3歳)が現役で頑張っています。産駒たちへの応援もよろしくお願いいたします。
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