テンセイフジ
情報を探す
※今春、熊本県と十勝地方(帯広市・清水町)で馬インフルエンザの発生が確認されました。幸いにして日高・胆振地方での発生は確認されず、競走馬のふるさと案内所が要請していた「牧場見学の自粛」も8月1日に解除されました。今後も感染防止に留意しながら取材を進めていきます。引き続き、牧場見学時の感染防止対策にご協力をお願いいたします。
浦河町の小葉松牧場で過ごす2頭のフォスターホース、テンセイフジ(23歳)とナムラシゲコ(23歳)は変わらず元気に過ごしています。
10月に入り、日中の気温は高くても20℃、朝晩は10℃を下回り、虫も減ってきたので馬にとっては過ごしやすい季節です。
現在は6時~16時まで放牧を行なっていますが、2頭ともよく動いていて山の放牧地と下の放牧地を自由に行き来しています。
テンセイフジは寒がりなため、毎年冬は放牧地に“風除け板”を設置しますが、大体11月下旬~12月上旬に設置しています。
この日は8時過ぎの訪問になりました。下の放牧地の一番奥にいた2頭ですが、取材者を見つけると(ニンジンが貰えると期待したのか)放牧地の奥から挨拶に来てくれました。ニンジンを持っていないのが分かると青草を食べ始めたり、ナムラシゲコはゴロゴロしたりと気ままに過ごしていました。
「今月のレポートの材料はこんなもんかな~」と帰ろうとしたところ、山の方から「チュリチュリ~」と鳴き声が聞こえました。この声は! 放牧地横の木々の間を忙しそうに飛び交う小鳥の群れ…ここ数年、ブームになっている(北海道でしか見られない)シマエナガです。
薄いピンクの羽色と体の半分近くある長い尻尾が特徴的。すばしっこいので撮影するのには苦労しましたが、何とかお見せできるような写真が1枚撮れました。
キタキツネの親子やシマエナガの群れ…テンセイフジとナムラシゲコは豊かな自然に囲まれて穏やかな日々を送っています。牧場見学に来場することがあれば、馬だけでなく周りの自然にも目を配ってみてください。
* * *
小葉松牧場さんで暮らすフォスターホース2頭は最近まで繁殖生活を送っていたので、現役生活を送っている競走馬が何頭もいましたが、テンセイフジの仔・モーモーレッド(牝5歳)は登録を抹消したので現役馬はいなくなりました。
【ナムラシゲコ産駒】
ナムラカミカゼ(牡8歳)、ナムラエヴァ(牝5歳)、ナムラロビン(牡3歳)が現役。JRAで3戦して未勝利だったナムラロビンは笠松競馬場に移籍、新たなスタートを切っています。産駒たちへの応援もよろしくお願いいたします。
見学希望日の1週間前までに要予約。
詳細は引退馬協会にお問い合わせください。
どの馬を選んでいいかわからないという方は
「フォスターホースを特定しない」フォスターペアレント会員になっていただくと
フォスターホースを特定せず、すべての馬に対してご支援いただけます。
フォスターホース支援状況はこちらからご覧ください。→フォスターホース支援状況
Support
引退馬の余生のご支援をお願いします
フォスターペアレントとして引退馬の余生をご支援いただける方を募集しています。
お問い合わせからご連絡ください
Donation
あなたにできる方法で
引退馬を守る・支える
「引退馬を守りたい」そういった方に、様々なご支援をいただいております。
1頭でも多くの馬を支えるためには、あなたのご支援が必要です。
会員や寄付、買い物など、あなたにあった方法でご検討ください。