テンセイフジ
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浦河町の小葉松牧場で過ごす2頭のフォスターホース、テンセイフジとナムラシゲコの近況をお届けします。5月に揃って24歳の誕生日を迎えた2頭ですが、変わりなく元気に過ごしています。
6月に入り、山々の緑が色濃くなりました。テンセイフジとナムラシゲコは下の放牧地と山の放牧地を通路で繋いだ「呂」の字型の放牧地に放されていますが、木々に葉が茂ってきたので(見通しが悪く)、下からでは山の放牧地の様子がよく見えません。この日、シゲコは下の放牧地に居たのですが、フジの姿が見えません。
「また1頭だけで山に登っていったのかな?」と「呂」の通路から覗き込むと、やはり山の斜面にいました。木々に隠れて互いの姿が見えないのですが、気配は感じているのか不安な様子も見せずに草を食んでいる2頭。相変わらず“付かず離れずの距離感”で過ごしています。
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山の放牧地を超望遠で撮影していると、フジと目が合いました。フジにとってシゲコの存在は気になりませんが、突然現れた取材者の姿は気になるようです。30秒ほどにらめっこした後、こちらに向かって駆け寄って来ました。
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[動画]ファインダー越しに目が合うテンセイフジ
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それにつられてシゲコも一緒に走り出し、2頭で放牧地の入口まで駆けて行くとUターンしてこちらに戻って来ました。その後は下の放牧地で2頭揃って草を食んでいましたが、互いに見てないようで見ている2頭の距離感…何とも微笑ましい関係です。
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6月17日には川崎競馬場で関東オークス(Jpn2)が行われます。5月末には現役時代のオーナー(故平野昭一氏)のご家族が会いに来てくれました。JRA交流のダートグレード競走になって今年で27回目の関東オークスですが、過去に勝利した地方馬は、わずか3頭。その中で川崎所属馬はテンセイフジただ1頭。
「24歳とは思えないくらい元気でよかった。今でも、この時期の車内吊り広告などでテンセイフジのレース写真が使われていることがあり、懐かしくも嬉しく感じています」とおっしゃっていたそうです。テンセイフジの後に続く名馬が川崎競馬場から出てくることを願いたいですね。

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この日は収牧まで見せていただきました。2頭とも食欲旺盛ですが、シゲコは食べ過ぎるとパワフルで抑えきれないので飼い葉の量を調整しています。
[動画]軽い足取りで馬房へと帰るテンセイフジとナムラシゲコ

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[動画]付かず離れずの距離感で過ごすテンセイフジとナムラシゲコ
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小葉松牧場さんで暮らすフォスターホース2頭は最近まで繁殖生活を送っていたので、現役生活を送っている競走馬が何頭かいます。佐賀で12勝を挙げたテンセイフジの代表産駒・モーモーレッド(牝6歳)は昨年、様似の牧場で繁殖入りしています。他にもイサチルルンルン(牝11歳)、イサチルウキウキ(牝7歳)が繁殖入りしていて、今後は孫の活躍に期待したいところです。
【ナムラシゲコ産駒】
ナムラシゲコの仔ではナムラカミカゼ(牡9歳)、ナムラロビン(牡4歳)が現役で活躍中。産駒たちへの応援もよろしくお願いします。
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