テンセイフジ
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浦河町の小葉松牧場で過ごす2頭のフォスターホース、テンセイフジ(24歳)とナムラシゲコ(24歳)の近況をお届けします。今月の取材は8月中旬に行いました。
7月は過ごしやすい日が続き、道外の観光客がイメージする“北海道らしい夏”が続きましたが、8月に入り蒸し暑い日が続いています。とは言っても、日高地方で気温30℃を超えることは滅多になく、朝晩は気温が低くて過ごしやすいのが何よりです。
小葉松牧場では暑くなりそうな日は、早朝(3時半~8時)と、夕方(16時~20時)の2回に分けて放牧を行っています。夏至(6月21日頃)は札幌の日の出が3時55分でしたが、お盆(8月15日頃)は4時40分ですから、薄暗いうちからの放牧になっています。

テンセイフジはコンディション良好で元気に過ごしていますが、小葉松牧場は山奥にあるので、この時期はアブの襲撃がすごいです。
いつもは“程よい距離感”で過ごしているテンセイフジとナムラシゲコですが、この時期はいつもより接近しています。これは2頭が近寄ることでアブの襲撃を分散させているのだと思います。
馬によっては、「うっとおしい!我慢できん!」と激怒して暴れまわったり、「こりゃたまらん…」と弱気になって人に(追い払ってと)頼ったりするのですが、2頭は比較的されるがまま(諦めている?)です。
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[動画]ゴロンゴロンするテンセイフジ&黙々と草を食むナムラシゲコ
ナムラシゲコもコンディション良好で元気に過ごしています。
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[動画]順番に放牧されるテンセイフジ&ナムラシゲコ
シゲコは尻尾を振ってアブを撃退
この時期、山の道では道路沿いに黄色い花の「オオハンゴンソウ」が群生しています。この花は繁殖力の強い“特定外来生物”で、生きたまま別の場所へ運ぶことは法律で禁止されていますが、年々繁殖範囲を拡げています。馬が好んで食べる雑草ではないので、放牧地や採草地が侵略されないようにしたいところですが、今のところ有効な手立てはないようです。
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世間は夏休み期間に入りましたが、小葉松牧場にはそれほど牧場見学者は来場していないとのことです。
静内~浦河間の牧場見学では、国道235号線沿い(海の道)と道道1025号線(山の道)の2ルートがあり、小葉松牧場は山の道沿いにあります。8月20日からイーストスタッド(浦河町)の見学が始まりました。小松葉牧場への来場も増えるかもしれませんね。
※イーストスタッド見学の詳細は「競走馬のふるさと案内所」にてご確認ください。
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小葉松牧場さんで暮らすフォスターホース2頭は最近まで繁殖生活を送っていたので、現役生活を送っている競走馬が何頭かいます。佐賀で12勝を挙げたテンセイフジの代表産駒・モーモーレッド(牝6歳)は昨年、様似の牧場で繁殖入りしています。JARIS(ジャパン・スタッドブック・インターナショナル)のデータによるとモーモーレッドは4月5日に父コパノリッキーの牝馬を出産したようです。テンセイフジの血を繋げるような活躍を期待したいですね。
【ナムラシゲコ産駒】
ナムラシゲコの仔、ナムラカミカゼ(牡9歳)は先日引退。唯一の現役となったナムラロビン(牡4歳)は笠松で活躍中です。産駒たちへの応援もよろしくお願いします。
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