「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の受け入れ対象馬として、引退馬協会のフォスターホースとなったアサクサデンエンとザッツザプレンティ。2頭の近況報告をこちらのブログでお届けします。
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9月に入り、日に日に秋らしくなってきた北海道。フォスターホースのアサクサデンエン(牡25歳)、ザッツザプレンティ(セン24歳)が暮らす南幌ライディングパーク(南幌RP)のある南幌町は石狩平野の西に位置し、この時期は収穫期を迎えた田園地帯の向こうに札幌の高層ビル街、その向こうには(藻岩山を擁する)後志山地が広がり、景色を見ながらドライブするだけでも楽しいです。
受付係?のチャーリー・グレイがお出迎え
8月の猛暑を乗り越え、アサクサデンエンもザッツザプレンティも元気に過ごしています。馬房掃除をしている午前中の数時間、パドック放牧されて気ままに過ごしています。
この日は気温も高く天気も晴れていたので全身を洗いましたが、これからの季節は馬体が冷えるので洗うのは脚元のみ、上半身はブラッシングでのお手入れが中心になります。虻の姿は見なくなりましたが、まだサシバエが出るのでフライシート(虫よけ馬着)を着て再び放牧に出て行きました。"天高く馬肥ゆる秋" ぜひ2頭に会いに来てください。
デンエンお手入れの様子
塗れたタテガミがワイルドです
タテガミも整えてもらいます
チャーリーがちょっかいを出してきました
見つめ合う2頭
前髪もきれいに整いました
誇らしげなデンエン
綺麗になって放牧再開
[動画]アサクサデンエンと気ままなチャーリー・グレイ
ザッツザプレンティは1歳上のアサクサデンエンと比べると馬体もふっくらして4~5歳若く見えます。
「気持ちも若々しく、お手入れの時にはちゃかちゃかと動き回ってホースを踏んだり、甘噛みしたりと落ち着かないところがあります。それでも(グループの中で弱い位置にいるように)気弱で優しいところがあるので人に対して悪さをすることはありません。驚かさないよう優しく接していただけたら」と、松井さんは話していました。
お手入れ中のザッツ
松井さんの背中をモジモジするザッツ
ザッツを見つめるチャーリー・グレイ
そばまでやってきました
ザッツも綺麗になりました
昨年の酷暑で夏バテが激しかったアサクサデンエンとザッツザプレンティですが、今年は早いうちからサプリメントを与えたほか、公益財団法人JAC環境動物保護財団の助成金で7台購入させていただいた大型のミスト扇風機のうち2台を配置し、元気に夏を乗り切ることができました。
受入れの年齢要件が「10歳→7歳」に引き下げられました。
地方重賞・中央重賞勝ち馬を、繁殖経験の有無を問わず受け入れます。
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