生年月日 | 1997年4月4日 2021年3月18日永眠 |
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性別 | セン馬 |
毛色 | 黒鹿毛 |
生産地 | 米国 |
生産者 | Harry T. Mangurian Jr. |
血統 | 父・エンドスウィープ(USA) 母・Precisely(USA) |
生涯成績 | 9戦4勝 2着1回3着4回(米国) |
主な勝ち鞍 | <2000年> ベイショアS(GIII) |
詳細情報 | https://www.jbis.or.jp/horse/0000372825/ |
繫養先 | 北海道新冠町・ノーザンレイク |
※プリサイスエンドのFP会員募集が開始となりました。
プリサイスエンドは、父にエンドスウィープ、母をPreciselyとして1997年4月4日、米国で生まれました。競走馬としては2000年に米国のベイショアS(GIII)優勝など、9戦4勝の成績を挙げ、引退後は米国で種牡馬入りし、米GII優勝のSherineを輩出、日本に輸入された産駒もみな勝ち上がりました。父エンドスウィープが早世したため、後継種牡馬としての期待も高かったことでしょう。2005年に日本に輸入され、北海道浦河町の日高スタリオンステーションに繋養され、重賞勝ちのグロリアスノアやカフジテイクなどの活躍馬を輩出しています。
2015年に日高スタリオンが閉鎖になると、数年間新冠町の優駿スタリオンステーションで過ごしたのち、個人の牧場に移動して種牡馬生活を送っていました。2020年の種付けシーズンを最後に種牡馬を引退することになりましたが、日高スタリオン時代からずっとプリサイスエンドを見守ってきたご夫妻から、なんとか助けられないものかとのご相談がありました。
引退馬協会では、2020年には相次いで新たなフォスターホースを受け入れており、また、新型コロナ感染症で先行きが見えない社会情勢の中、さらに馬を受け入れることに不安はありました。しかしながら、プリサイスエンドは23歳という高齢の域であることから、乗馬への転用もできず、外国産種牡馬はジャパン・スタッドブック・インターナショナルの引退名馬繋養展示事業の助成金支給の対象外となるため、引退馬協会で受け入れなければ行き先が見つかる可能性は低く、処分されてしまうだろうとの切実な状態でした。
こうしたことから、スキャンと同様、FP会員を募集しない形で受け入れ、「次の馬生基金」として広く寄付を募り、去勢手術をして鹿児島のホーストラストへの移動に向けて、仮移動先での去勢手術を経て北海道新冠の養老牧場「ノーザンレイク」にて馬体回復に努めて参りました。
おかげさまで体はずいぶんとふっくらしてきました。しかしながら、種牡馬時代からの慢性化したフレグモーネは、丁寧にケアをしていても何度か再発を繰り返し、熱発や腫れの症状が出ていたため、継続的な処置が必要と判断して、移動させずにこのままノーザンレイクでお世話になることになりました。
それに伴い、プリサイスエンドを安定して繋養していくために、2021年2月より、FP会員の募集を開始することになり、多くのご寄付やフォスターペアレント会員さんも集まってきたところでしたが、残念ながら3月18日、急逝いたしました。
短い間ではありましたが、遠い異国の地からはるばる日本へやってきたプリサイスエンドが皆様のあたたかな見守りのもと、穏やかな日々を過ごすことができたことに心より御礼申し上げます。
プリサイスエンドの
余生のご支援をお願いします
プリサイスエンドをフォスターペアレントとして
ご支援いただける方を募集いたします。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
FP会員募集中のフォスターホース