ナムラタイタン
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※今春、熊本県と十勝地方(帯広市・清水町)で馬インフルエンザの発生が確認されました。幸いにして日高・胆振地方での発生は確認されず、競走馬のふるさと案内所が要請していた「牧場見学の自粛」も8月1日に解除されました。今後も感染防止に留意しながら取材を進めていきます。引き続き、牧場見学時の感染防止対策にご協力をお願いいたします。
全国的に暑い夏が続きますが、好天が続いた社台牧場では今年は今までにない量の牧草を収穫することができました。
フォスターホースのスズカコーズウェイ(21歳)とナムラタイタン(19歳)は元気に過ごしています。
この時期は夜間放牧を行い、朝8時30分~15時30分頃まで厩舎で休むようにしています。2頭とも新しい扇風機の風を浴びて気持ち良さそうです。
[動画]馬房にて夢中で乾草を食むの2頭おしり
同じ栗毛の2頭の、毛色の違いを見てください
先月は夕暮れ時の様子をお届けしました。
今月は早朝の様子をお届けしようと4時過ぎの取材を考えていましたが、夜中に雨が降る予報が出たので急遽収牧することになり、収牧時間の16時過ぎに合わせて訪問しました。
2頭は約1町歩ある大きな放牧地に1頭ずつ放されていますが、7月中旬より奥の放牧地にナムラタイタン、手前の放牧地にスズカコーズウェイと場所を入れ替えました。これは虫が苦手なスズカコーズウェイが少しでも木陰で過ごせるよう左右両面に樹木のある手前の放牧地に移動させたものです。
※奥の放牧地は駐車場側の一辺にしか樹木が生えていません。
7月中旬から2頭を担当するため、新たなスタッフさんに入っていただきました。引退馬の扱いにも慣れておられるので安心しています。
7月13日にはアブ対策として放牧地の一部に土砂を敷き、砂浴びができるようにしました。
7月14日には検便を行ない、スズカコーズウェイに虫は出ませんでしたが、ナムラタイタンは虫がいたので3日間駆虫薬(フルモキサール)を投与しました。
7月23日には削蹄を行い、馬体重は555kgでした。
[動画]人懐っこく駆け寄ってくるナムラタイタン
スズカコーズウェイは新しい放牧地にも慣れ、よく動いていますが、我が道を往くタイプなので帰りたくない時は収牧に来たスタッフさんを見て見ぬふり。
人懐っこくて駆け寄って来るナムラタイタンとは正反対の反応です。
[動画]まだ帰りたくないスズカコーズウェイ
7月23日には削蹄を行い、馬体重は502kgでした。
例年通りならお盆が過ぎれば秋らしく朝晩過ごしやすくなると思います。体調変化に気をつけながら見守っていきます。
【ナムラタイタン産駒】
ナムラタイタンは現1歳が最終世代。産駒数は少ないですが現役馬は地方競馬を中心に頑張っています。7月は2歳馬(血統登録7頭)が好調で、マムティタイム(岩手)、ワイルドタイタン(門別)と2勝を挙げています。5月にホッカイドウ競馬でフロイラインカップを優勝したワンダーウーマンは7月10日に行なわれた星雲賞で2着。8月14日に行なわれたダートグレード競走・北海道スプリントカップでは4着に好走しました。
【スズカコーズウェイ産駒】
スズカコーズウェイは昨年まで種牡馬生活を送っていたので、地方競馬を中心に多くの産駒が現役で活躍しています。こちらも2歳馬(血統登録17頭)が好調で、オハジキ(高知)、リバーストリート(門別)、トルーカ(浦和)と3勝を挙げています。7月23日にスズカコーズウェイの現役時代のオーナーだった永井啓弐氏(中京馬主協会名誉会長)が90歳で逝去されました。ご冥福をお祈り申し上げます。
会員見学
●会員見学予約
一般見学
2024年後期に「引退名馬」(引退名馬繋養展示事業)対象馬となり、7月1日より一般向けの見学を開始しました。
見学の申し込みなど詳細については、「引退名馬」ナムラタイタンのページをご参照ください。
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