ナムラタイタン
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※今春、熊本県と十勝地方(帯広市・清水町)で馬インフルエンザの発生が確認されました。幸いにして日高・胆振地方での発生は確認されず、競走馬のふるさと案内所が要請していた「牧場見学の自粛」も8月1日に解除されました。今後も感染防止に留意しながら取材を進めていきます。引き続き、牧場見学時の感染防止対策にご協力をお願いいたします。
白老町の社台牧場で暮らすフォスターホースのスズカコーズウェイ(21歳)とナムラタイタン(19歳)。
この日はどんよりと曇った天気で、樽前山もガスがかかって見えませんでした。
牧場に到着して驚いたのは、2頭の放牧地横に目隠しのトタン板が張られ何台もの重機が作業している様子でした。この工事は社台牧場敷地内の土壌改良工事で半年ほどの時間をかけて放牧地と採草地を整備するとのことです。
「工事の様子を2頭が気にするのではと思い、一時避難先の放牧地も考えていましたが、いざ工事が始まってみると、すぐに慣れて今は重機の音も気にしていません」とホッとした表情の吉田代表。
ナムラタイタンもスズカコーズウェイも元気に暮らしています。涼しくなってきたので夕方16時頃から翌朝8時頃まで昼夜放牧を行ない、昼間の8時30分~15時30分は馬房で過ごしています。
北海道全体でエゾシカが増えている影響かダニに刺される被害が増えてきました。首筋や胸前を刺されることが多く、獣医師に指導を仰ぎ、(粉末の)除去薬を付けて効果を上げています。また、馬房の壁・床を洗浄し消毒薬を散布しています。
大規模な土地改良と同時に、2頭の放牧地にもいくつか手を加えました。
ナムラタイタンの放牧地の西側には今まで木が生えていなかったので、日陰は東側(駐車場側)だけでしたが、西側に広葉樹の木を植えました。来年、木が育って葉が付けば良い日陰になりそうです。まだ葉付きは乏しいのですが、早速タイタンが木の下で涼んでいる姿を見かけホッとしています。
8月22日に削蹄を行ないました。現在の体重は550kgです。
[動画]工事の様子を気にも留めないナムラタイタン
スズカコーズウェイはタイタンと比べると虫に刺されやすい体質のようです。苦手な虫を避けて放牧地をよく動き回っていますが、腹下に付いたサシバエやアブにイライラするのか後肢で蹴り上げるような恰好を見せています。
8月22日に削蹄を行ないました。現在の馬体重は504kgです。
[動画]工事の様子を気にせず草を食むスズカコーズウェイ
後肢を上手に使って虫と格闘しています
また、見学者エリアには白いテーブルとチェアをセッティング、3~4名が寛ぎながら見学できるようになりました。
2頭の放牧地をつなぐ通路に張られていたロープは美観を損ねるので撤去し、通路に沿って植樹しました。半年ほど工事で騒がしくなりますが、ベンチで寛ぎながら見学をお楽しみください(ごみはお持ち帰りください。また、トイレはございません)。
【ナムラタイタン産駒】
ナムラタイタンは現1歳が最終世代。産駒数は少ないですが現役馬は地方競馬を中心に頑張っています。産駒の応援よろしくお願いします。
【スズカコーズウェイ産駒】
スズカコーズウェイは昨年まで種牡馬生活を送っていたので、地方競馬を中心に多くの産駒が現役で活躍しています。先日発表されたJAIRSのデータによると今年誕生したラストクロップは2頭(牡1、牝1)とのことです。
会員見学
●会員見学予約
一般見学
2024年後期に「引退名馬」(引退名馬繋養展示事業)対象馬となり、7月1日より一般向けの見学を開始しました。
見学の申し込みなど詳細については、「引退名馬」ナムラタイタンのページをご参照ください。
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