10月の近況報告｜しらさぎだより

しらさぎだより2024.11.07 しらさぎだより

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10月の近況報告

在りし日のジェニー（左）とハリマブライト
上掲2点撮影：朝内大助

訃報　ジェニー号

悲しいお知らせです。

10月28日13時ごろ、乗馬倶楽部イグレットさんのジェニー号（クォーターホースセン馬）が亡くなりました。1989年4月1日生まれ、35歳でした。

高齢にともない、近年は足腰が弱ってきていたジェニー。この数ヵ月の間に自力で立てなくなることが度々あり、イグレットのスタッフのみなさまがジェニーの体を介助し、起こすことも何度かありました。

最後は沼田代表ほかみなさまに見守られ、安らかに旅立ったとのことです。

フォスターホースのハリマブライト（2022年3月18日永眠）のよき友、よき爺やとして、いつも一緒だったジェニー。3歳のときにイグレットへやって来て乗馬として競技会などにも出場、晩年はハリマちゃんたちとのんびり過ごしました。30年以上を千葉で過ごし、35歳という長寿で旅立ちました。いまは空の上から、ハリマちゃんやイグレットでともにくらした馬たちと、みんなを見守ってくれていることと思います。
ジェニー、おつかれさまでした。楽しい思い出をありがとう。

ハリマちゃん、ジェニーとともに「自由人*」放牧でおなじみのショコラ（牝馬 33歳）は、ジェニーの死後は元気がなかったそうですが、11月3日「過ごす日」の際には、いつもと変わらず、モフモフの毛で飼い葉やニンジンを食べるショコラの姿がありました。寂しくなりますが、ショコラ、そしてポニー厩舎の馬たち、イグレットさんでくらす馬たちがみな、これからも元気で過ごせますように。

ジェニー号の御冥福をお祈り申し上げます。

馬房も隣同士

いつも一緒でした

「フォスターホースと過ごす日」にて

お手入れのときもジェニーはハリマのそばに

ジェニーが過ごした馬房

*自由人…乗馬倶楽部イグレットさん独自の用語で、放牧時に敷地内を自由に歩き、過ごす馬たちのこと、またはそのようす。ジェニーもハリマブライトも、長年「自由人」として放牧を楽しんでいました。

＊　＊　＊

10月の近況報告

乗馬倶楽部イグレットで過ごすフォスターホース、コアレスピューマ（20歳）、ルックトゥワイス（11歳）、クレスコグランド（16歳）、タービランス（11歳）、ブラックバゴ（12歳）（いずれもセン馬）の近況をお届けします。

※11月3日に開催したふれあいイベント「フォスターホースと過ごす日」のようすは、次回報告いたします。

10月7日に削蹄があり、同21日に駆虫を終えました。

イグレットさんでは、装蹄、削蹄は装蹄師さんと相談しながら行っています。フォスターホースたちは前肢だけ装蹄し、後肢は裸足です（ブラックバゴは四足装蹄なし）。再就職支援プログラム受講生の馬は、基本的には一度鉄を外してリラックスしてもらい、その後も爪の質に問題がなければ、運動をさせているとのこと。

後肢の鉄（アルミ）を外すことのメリットは、蹴ることによるダメージが軽減できることにあります。

急に寒くなってきたこともあり、この時期はとくに、たくさんのハエが馬に寄ってきます。ハエを嫌って馬は肢や尾を盛んに動かします。蹴り上げた後ろ肢が飛んできても、鉄を履いてなければ危険を避けることができるのです。

放牧が大好きな馬たちも、外でのんびり放牧を楽しめなくなってきて、「早く帰りたい！」と入口で鳴いていることもあります。

よく運動し、よく食べて元気に秋を迎えました。

「フォスターホースと過ごす日」ではリーディング、お手入れ、何でもこなすふれあい担当のエース、ピューマくん。
最近はイグレットさんの乗馬レッスンでほかの馬がリーディングをやっていたりすると、「俺じゃないの？」とちょっと不満げなようすとか（イベントでいつもリーディング指導をしてくださる渕上先生談）。

11月3日「過ごす日」の朝

泥だらけだったのできれいに洗ってもらいました

先日の「過ごす日」でも朝から「リーディング担当は俺」と気合が入っていて、しっかり食べ、体を洗ってもらって万全の体制で臨みました。さすがです！　そのようすは次回にお伝えします。

馬房をきれいに使うことで定評がある馬、ルックトゥワイス。

乾草はあまり乱さずに食べ、水を大きくこぼすこともありません。ボロ（馬糞）もいつも同じ場所にします。外に出ると、ステイゴールド産駒らしいハイテンションモードになりますが、馬房では静かです。

自室で瞑想中？

写真のような姿勢で、じっとしている姿をよく見ます。自分の世界に入っているような気配です。
でも、名前を呼ぶと顔を向けて寄ってきてくれるのがルック。サービス精神旺盛です。この秋は肌の調子もよいようです。元気に冬を迎えられそうですね。

変わらず元気に、イケメンぶりを磨いているクレスコくん。
その美しさは「どのパーツも完璧。どの角度からでも美しいです」と、イグレットの沼田曜さんほかみなさまのお墨付きです。
洗い場でも、カメラを向けるとしっかり目線をくれるクレスコくん。泥だらけの顔がこのとおり、ピカピカに！

耳も長く

きれいな形をしています

この秋も食欲旺盛、毎回飼い葉も完食、食べたりなさそうにしています。よく食べてよく動いて、冬に備えてくださいね！

背が高く、筋肉質ですがシュッとした体型のタービランス。この秋は体型も少しふっくらして、よい感じになってきたように見えます。

洗い場でも落ち着いていて、じっとお手入れをしてもらっていました。

瞳がキラキラ

いつも輝いています

タービランスを撮影するとき、いつも気づくのが瞳の美しさ。瞳は大きく、色はやや薄めです。

動画も静止画も、キラリと反射しています。潤んだ眼ではなく、キラキラとした独特の煌めきがあります。高身長のイケメンで星入りのキラキラの瞳。タビくん、アイドルですね。

元気に暑い夏を乗り切り、この秋も体調よく、毛艶もピカピカです。
ブラックバゴは蹄鉄を外したまま、装蹄師さんのチェックを受けつつ削蹄のみで過ごしています。爪が丈夫なのかもしれません。裸足でフリーランもしっかりこなしています。

フリーランで運動中のブラックバゴ

四足裸足です

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引退馬協会本部では、暑さ対策のため夏季時間営業を延長しておりましたが、

2024年10月30日より通常営業にて対応してまいります。

本部の電話対応時間、フォスターホースの見学時間が以下に変更となります。

【電話対応時間】10：00～16：00

定休日：火曜（乗馬倶楽部イグレットに準ずる。火曜が祝日の場合は水曜休み）、土日祝日

TEL 0478-59-0008　FAX 0478-59-1375

【見学時間】10：30～15：00（火曜を除く。火曜が祝日の場合は水曜休み）

前日までに要予約。

1）見学・訪問は基本的に引退馬協会の会員を対象としておりますが、
　引退名馬繋養展示事業の適用馬であるルックトゥワイス、クレスコグランドは
　一般見学も可能です。

2）会員の方は、前日までに直接「乗馬倶楽部イグレット」へ会員種別とID番号を伝えて

　予約してください。変更があるときは早めにご連絡ください。

　一般の方（ルックトゥワイス、クレスコグランドの見学）は、
　「競走馬のふるさと案内所」で見学情報をご確認の上、事前にご予約をお願いいたします。

3）場内へ入られる前に、必ず事務所にお立ち寄りください。
　ご訪問の際には会員ID証をお持ちいただき、受付で提示してください。

　会員ID証をお配りしていない賛同会員様はその旨を受付にてお伝えください。

4）馬におやつをあげる時には必ずクラブのスタッフの指示に従ってください。

5）感染症予防のため、ご来場は少人数で、お話されるときは距離を保っていただき

発熱のような症状がある方は見学をご遠慮いただくなど、

引き続き、感染防止対策に十分ご配慮ください。

ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

フォスターホースになった経緯

　コアレスピューマ　https://rha.or.jp/f/coreles_puma.html

　ルックトゥワイス　https://rha.or.jp/f/look_twice.html

　クレスコグランド　https://rha.or.jp/f/cresco_grand.html

　タービランス　https://rha.or.jp/f/turbulence.html

　ブラックバゴ　https://rha.or.jp/f/black_bago.html

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12 12/12（木） 11月のご報告「フォスターホースと過ごす日」リポート

2024/11/5 現在

コアレスピューマ　38名　22口

ルックトゥワイス　52名　35口

クレスコグランド　25名　18口
タービランス　22名　16口

ブラックバゴ　16名　11.5口

引退馬協会の会員登録がない方のための入会案内はこちら

既に引退馬協会会員の方は変更依頼フォームから

クレスコグランドは

「ナイスネイチャ33歳のバースデードネーション」の受け入れ対象馬です。

タービランス、ブラックバゴは
「ナイスネイチャ35歳のバースデードネーション」の受け入れ対象馬です。

「ナイスネイチャ・バースデードネーション」活動報告・対象馬一覧はこちらから

コアレスピューマ、ルックトゥワイス、クレスコグランド、タービランスの繋養先
「乗馬倶楽部イグレット」公式サイト

［乗馬倶楽部イグレット発 SNS］
5頭のFHほかたくさんの馬たちのようすがアップされています。ぜひ下記からご覧ください。

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