サマーナイトシティ
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鹿児島のホーストラストさんより8月の定期報告が届きました。サマーナイトシティ(26歳)、ハギノハイブリッド(14歳)、トリップオブラブ(11歳)、ドリームスイーブル(10歳)、マイネルミシシッピ(10歳)、タッチペガサス(7歳)の近況をお届けいたします。
クッシング症候群が陽性だったため、23日からペルゴリドの投薬を開始しています。今後も血液検査を行いながら、症状が改善していくのかも注意してみていきます。
8月はまだまだ暑い日が続いていますが、ナイトシティ(サマーナイトシティ)は体調を崩すことなく、元気にのんびりと過ごしてくれています。
今月もウィルドリームと仲良くしているナイトシティ。日中は涼しい風が当たるところで涼んだり、青草を一緒に食べたりしていました。ナイトシティは時々、ウィルドリームと別の馬を間違えていることがあり、ウィルドリームじゃない馬のお尻にぴったりくっついていました。しばらくすると「あれ!?ウィルドリームじゃない!?」と慌てた表情をして、ウィルドリームを探していました。
そんなおっちょこちょいなナイトシティですが、餌の時間には誰よりも大人しく待ってくれており、スタッフはとても助かっています!
今月も暑い毎日が続きましたが、雨や曇りの日も多く、例年よりは過ごしやすい月となりました。
ハイブリッド(ハギノハイブリッド)も放牧地を吹き抜ける風が心地よいのか、うとうとしていました。
今月もお友達のギムレット(リッカギムレットー)と仲良く過ごしていたハイブリッド。朝飼い前は別々で過ごしていることの多い2頭ですが、夕方に行くと必ずと言っていいほど一緒に過ごしていることが多いです。お友達のギムレットはハイブリッドの後に続いてトコトコと歩いてついてきていることが多く、2頭の様子がまるで先輩と後輩のような関係にも見えて、可愛らしいです。
ハギノハイブリッドは競走馬として、引退後は種牡馬として活躍していました。とてもおとなしい性格で、種牡馬時代は新人スタッフさんが担当されていたそうです。穏やかな余生を過ごせるように、ハギノハイブリッドの会員さんを募集しております。よろしくお願いします。
ハギノハイブリッドがFHになった経緯
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どうぞよろしくお願いいたします。
8月は夏本番といった気候で、暑い日々が続いています。
6日、左後肢管に外傷がありました。傷自体は小さなもので、傷口の治療を続けて数日で良化しました。
飼いを食べている時に度々顔を上げるラブ(トリップオブラブ)。どこからか、聴こえてくる蝉の声や鳥のさえずりに耳を傾けて、夏を感じているかのようにも見えました。
朝飼いの後に繋ぎ場から放たれると、満腹になるまで青草を食みに行きます。だんだん気温の高い時間が迫ってくると、すぐに涼しい森の中に入り、夕方の撒き餌時間まで昼寝を楽しんでいました。
90戦以上のレースに出走、その後リトレーニングも頑張ってきたラブちゃんの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。
トリップオブラブがFHになった経緯はこちらです。
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どうぞよろしくお願いいたします。
8月は晴れた日はじりじりと暑いのですが、雨や曇りの日も多く、お日様が隠れていることも多かったです。例年の8月に比べれば過ごしやすい日々でした。
スイーブル(ドリームスイーブル)も新しい放牧地でたくさんの青草を頬張りながら、元気に過ごしています。
31日に左の上まぶたが腫れているのを発見しました。傷があり少量の排膿も見られたため、抗生剤の投与と傷への処置を行ないました。3日間抗生剤を投与し、傷への処置も引き続き行なっています。
お友達のマリンちゃん(クレスコマリン)とも毎日のように一緒に過ごしています。マリンちゃんの後に続いて行動することが多いスイーブル。最近はマリンからは少しも離れまいと、ぴったりとくっついています。たまに近づきすぎて怒られているところも見かけるので、スイーブルの熱い想いはマリンには重すぎるのかなと思ってしまうスタッフです。
ドリームスイーブルは個人オーナーさん所有のサポートホースを経て、今年(2025年)1月1日から引退馬協会のフォスターホースとなりました。FP会員の募集も始まっています。
ドリームスイーブル フォスターホースになった経緯
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どうぞよろしくお願いいたします。
7月30日から左目の上が腫れていましたが、腫れがなかなか引かず痛みも強かったため8月1日から5日間消炎剤を投与しました。消炎剤の効果で一旦は腫れが引き痛みも落ち着いてきたものの、8日に腫れていた部分から膿が滲んできました。
そのため抗生剤の投与を開始し、排膿部の洗浄と抗生剤の軟膏の塗布も併せて行ないました。抗生剤は6日間投与し、毎日傷の洗浄も続けたところ排膿は少なくなり痛みは落ち着いてきました。
ただ、最初より引いたものの一部腫れが残っていることが気になり、鹿児島大学の獣医師が他馬の健康診断に来られた時に相談をしました。その日、たまたまエコー検査機器を持参されていたので急遽検査をすることになり、結果、左目の上、こめかみ部分に漿液(しょうえき)が溜まった袋状のものがあり、骨にも軽い凹み(骨折の所見)があることがわかりました。
触診も受け、痛みは落ち着いており生活には支障がないようなので、このまま経過観察を続けてください、との指示を受けました。
その後も、左のこめかみ部分からから薄く漿液が滲んでいる時は洗浄を続けながら、毎日チェックを続けています。
マイネルミシシッピは治療が苦手なようで、左こめかみの洗浄をしようとするとイヤイヤして抵抗しますが「嫌だけどね、ちょっと頑張ろうね。」と首筋をナデナデしてなだめると、しぶしぶ治療に付き合ってくれて、とても良い子です。
昼夜放牧の生活に問題はなく、飼いをしっかり完食した後はタッチペガサスと一緒に乾草を食べたり、扇風機に当たりながらのんびりと過ごしています。
マイネルミシシッピは怪我により競走生活を引退。千葉でリトレーニングを続けてきましたが、のびのびとした環境に置くことが望ましいとの判断から今年(2025年)4月11日より引退馬協会のフォスターホースとなり、ホーストラストで余生を送ることとなりました。FP会員の募集も始まっています。
マイネルミシシッピ フォスターホースになった経緯
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8月に入り厳しい暑さが続きましたが、ペガサス(タッチペガサス)は食欲旺盛で元気に過ごしています。
今月に入ってからは特に疝痛症状が出なかったため、14日から群れに合流させました。合流後はあまり他の馬に挨拶せずに放牧地内を歩き回っていました。
24日、朝飼いを食べている最中に疝痛症状が出てしまいました。幸い軽めの疝痛だったため鎮痛剤は使わず馬房療養をして様子を見ました。その後は乾草を少しあげたりしていましたが、特に疝痛症状も出ませんでした。今後も注意しながら観察をしていきます。
26日には左前肢の跛行があり、蟻洞を原因とする痛みでした。疝痛後は馬房で管理していたので、引き続き馬房で療養しながら蹄の治療も行なっています。幸いにも2日後には痛みが軽減して跛行も改善してきたので、日中のみの放牧を再開しました。数日様子を見ましたが、体調面でも問題がないと判断し、30日から昼夜放牧を始めています。
現在、ペガサスはセン馬からモテモテですが、ペガサスの気になる馬は一緒に入厩してきたマイネルミシシッピのようです(笑)。毎日たくさんの馬(特にセン馬)に囲まれながら元気に過ごしています!
タッチペガサスは左後肢種子骨骨折により2022年12月に競走生活を引退。再就職支援プログラム受講生となり、茨城県のヴェルデファームでリトレーニングを続けていましたが、のびのびとした環境に置くことが望ましいとの判断から今年(2025年)4月11日より引退馬協会のフォスターホースとなり、ホーストラストで余生を送ることとなりました。FP会員の募集も始まっています。
タッチペガサス フォスターホースになった経緯
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ホーストラストさんの YouTube & SNS
ホーストラストさんで繋養されている馬たちの情報はYouTubeやSNSで発信されています。
ぜひご覧ください。
【YouTube】@HORSETRUST
【Facebook】npo.horsetrust
見学を希望される方は、会報に掲載している連絡先へ直接ご連絡いただき相談してください。
ご見学の際は、ソーシャルディスタンスを保ち、少ない人数でのご訪問、スタッフの方と接する際はマスク着用をお願いいたします。状況に寄って見学休止になる場合がありますので、必ず事前にご連絡、ご確認をお願いします。
サマーナイトシティ、ハギノハイブリッドは 「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」の受け入れ対象馬です。
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