今回の近況報告は、小笠原さんのお手紙やお写真を中心に伺ったお話をスタッフ撮影の写真や動画とともにお知らせいたします。
タイキポーラの訃報を受け、当初の掲載予定を変更してお伝えいたします。
道路の雪はほとんどありませんが、放牧地には積雪が多く、馬が歩けるように重機を入れて馬の通り道を作っています。雪は蹄を痛めないためのクッションの役割をしています。
タイキポーラが、1月29日午前10時30分頃、息を引き取りました。
26日から疝痛のような症状が見られたため27日に獣医師に来てもらいましたが、悪いところはみつかりませんでした。
28日になると下血があり、再度受診し、止血剤や痛み止めを入れて補液を行いました。痛み止めが効いている間は落ち着いていましたが、痛み止めが切れると寝たり起きたりを繰り返し、夜間に経口投与の痛み止めを追加し、症状が落ち着いた中で朝を迎えました。
朝から放牧に出ていたデフィニットがポーラを呼び、ポーラも外に出たいと訴えたので、ポーラを放牧するとデフィニットと2頭で奥のほうまでゆっくりと歩いていったそうです。
ポーラは5分ほど外で過ごし、馬房に帰りました。
馬房に帰ってからもポーラは、穏やかに過ごしていました。
息を引き取る少し前に届いた動画です。
[動画]おやすみなさい、タイキポーラ
ポーラはこのあとしばらくして、自分で横たわり眠るように息を引き取りました。本当に安らかな旅立ちで、顔や体に傷ひとつありませんでした。
馬房に作られた祭壇には、次から次へとたくさんのお花が届きました。
たくさんのお花、ありがとうございます
ポーラの魂と小笠原さんが癒されますように
旅立つ1週間ほど前のポーラ
小笠原さんから届いた最後のツーショット写真
(1月初旬撮影)
デフィニットは体調に変化なく元気に過ごしていましたが、タイキポーラが亡くなった日は、大好きなはずの放牧も上の空、ポーラが出てくるのを待っていました。
セン馬さんがいるので、さびしさが紛れるといいのですが…
[動画]来ることのないタイキポーラを待つデフィニット
セン馬さん(左)とデフィニット(右)
(1月31日)
ポーラの死から2日経つと、デフィニットももうポーラがいないことを理解したかのように見えますが、小笠原さんはポーラ亡きあとのデフィニットのことが心配でなりません。
「収牧はまだかな…」
[動画]1月31日のデフィニット
[動画]馬房にて
去勢手術後の経過は順調で元気いっぱいです。
放牧に出るときは大人しいですが、収牧のときはテンションが上がり、立ち上がったり蹴り上げたりするそうです。
馬房では特に問題なく過ごしています。
放牧中
[動画]ニンジンをもらうシュアゲイト
目をキラキラ輝かせてニンジンを食べるシュアゲイト
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