渡辺さんからナイスネイチャ、エイシンルーデンス、ナイスゴールドの近況報告が届きました!
近況報告
1月12~14日は雪は少なかったのですが、暴風で大荒れの天気でした。数センチの積雪だったのが、今は場所によって10センチあるか無いかくらいです。穏やかに晴れて過ごしやすい日も多かった印象です。
ナイスネイチャ
10センチくらい雪が積もってから、前脚のバンテージは巻いていません。遠くない場所に牧草ロールがあり、時々、そこで乾草を食べようと、ムシャムシャモグモグしています。初めはもう少し遠くに設置していましたが、ナイスネイチャもメテオシャワーも全くそこまで行かないので、少し手前に移動させました。すると、行くようになりました。
ナイスネイチャは乾草を飲み込むところまで噛めず、チューインガムを噛んで口から出すようにして、草の塊を出しています。人参スライスは少し噛んだだけでも飲み込めていますが、草の塊は無理に飲み込むと喉に詰まるのだと思います。
人参を期待してこちらを見るナイスネイチャ 1月8日
ちなみに人参は大きな塊を一気に食べようとして喉つまりした症例を写真付き記事で読んだことがあり、切るようにしていました。逆に、私のところでは、過去に人参を千切りにする機械で、より細く、しなる状態のものをあげていましたが、他の馬が一気に食べて喉つまりして、獣医さんの治療を受けたことがありました。それ以降は千切りの機械は使わず、高齢馬には1cm厚さくらいのスライスにしてあげています。
お昼時にはメテと春風ヒューマと馬房に戻り、お昼の飼い葉を食べています。ここ何日か、ナイスネイチャは、なぜかよく食べていて、他の馬の食べ残し(粉の飼い葉)も片付けてくれました。
東洋医学の獣医さんに、7日にルーデンスの診察で、また、14日に他の馬の診察でお越しいただきました。せっかくの良い機会なので、ナイスネイチャも高齢のため股関節を痛めやすいので特別に診ていただきました。どちらの日も異常なしで良かったです。
エイシンルーデンス
1月7日に東洋医学の獣医さんに診察していただきましたが、上(股関節)は悪くなく、歩様からも、痛いのは飛節(フレグモーネ患部)であろうとのことでした。
8日朝に、熱はありませんでしたが、いつもより腫れていると思い獣医さん(西洋医学)に診察していいただきました。12月の治療が終わってから2週間近く経っていましたが、まだ膿が出ていて穴が深いので、治りきらないうちに再発したようです。ずっと毎朝夕、水冷してからオゾン水を患部の穴に入れていて、ルーデンスは慣れていたため、獣医さんが患部の穴の中を洗う時も鎮静剤無しで出来ました。
落ち着いてきたようで1月14日朝は消炎鎮痛剤の注射は止めて、抗生物質の注射だけ打って下さいました。しかし、その晩から食欲が落ち、歩様がまた悪くなりました。15日朝に、獣医さんに症状を話し、また消炎鎮痛剤を再開しました。この日の朝にとても発汗していました。それでやっぱりクッシング病だったのかと、これまで、なぜこんなに手こずって来たのかが、わかりました。
ルーデンスは他の馬より長毛で、足元の毛はカールしてきています。また、感染症にかかりやすく、かかったら治りにくく、多汗であることなど一致します。この日は食欲も無かったため、栄養剤入りの補液をして下さいまました。
18日午前に鎮静剤をかけて患部を挟んだ上下2ヶ所をゴムチューブで縛り、患部中心に抗生物質が高い濃度で行き渡るように治療して下さいました。いつもの首の血管からの注射だと、抗生物質は全身に行き渡り、患部自体には薄まってしまいますが、このやり方だと集中的に治療できます。鎮静剤がかかっている間に、患部の穴がふさがってきてしまっていたのを膿の排泄のため開き、穴の中も垢をこそぎ落とすかのように器具でゴシゴシ綺麗にしてくださいました。この治療にけっこう時間がかかりましたが、ルーデンスは頑張って我慢してくれました。
日頃から、両後ろ脚の繋ぎがとても緩く、バンテージで保護して支えていましたが、舎飼いの間は外してあり、鎮静剤をかけた時に更に緩み過ぎて、右後ろ球節が地面で擦り剝けて出血してしまいました。治療後に洗って、ギャムジーという使い捨ての不織布を当ててからベトラップで巻いて保護しました。傷が良くなったら使い捨てでなく、またバンテージを巻くことにします。まだ治療が長くかかりそうです。
ナイスゴールド
昨年11月に蹄葉炎の両前の蹄を充填剤で覆ってありましたが、それが割れて外れそうになっていたため、1月9日に十勝の装蹄師さんが来られ、処置して下さいました。両前とも、すっかり外し、4本とも削蹄をして、両前に最初10月2日に処置して下さったように、また包帯状のギプスを施して下さいました。
この時、歩様をご覧になった装蹄師さんが「随分良くなりましたね!今度、このギプスがダメになって、また取替えようという時には、もしかしたら、裸足で放牧でできるかもしれませんね。」と仰いました!油断してはいけないと思いながらも、酷かった時を思い出し、とても嬉しかったです。
蹄の状態が良くなってきて、元気になってきたせいか、これまで「マキヒメちゃ~ん!」と弱気に尻に敷かれたかのようにマキヒメを追いかけて回っていたのが、今度は「亭主関白」に変わったかのように威張って見える時があります。
(ログインしなくてもご覧いただけます。)
次回の更新は2月7日(月)を予定しています。
お楽しみに!
【見学について】休止中です
新型コロナ感染症の感染が再拡大していることから、しばらくの間見学を休止することになりました。人馬の保護のため、よろしくお願いいたします。
余生を支えてくださるFP会員募集中
2022年1月21日現在ナイスネイチャ 218人 148口エイシンルーデンス 36人 26.5口 残口38.5口ナイスゴールド 31人 21口 残口44口ナイスネイチャの受付は一時停止しています。
エイシンルーデンスと
ナイスゴールドは受付中です。
よろしくお願いいたします!
どの馬を選んでいいかわからないという方は
「フォスターホースを特定しない」フォスターペアレント会員になっていただくと
フォスターホースを特定せずにご支援いただけます。
フォスターホース支援状況はこちらから→フォスターホース支援状況
開催期間 2020年4月16日~5月15日
昨年のナイスネイチャバースデードネーションによりエイシンルーデンスを受け入れました
会員募集中春風ことトウショウヒューマは、引
退馬ネットのサポートホースです。