ナイスゴールド
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渡辺牧場さんから近況報告が届きました。ナイスゴールド、モアザンベスト(24歳)、2025年10月に沖田忠幸牧場から移動してきたエアリカコ(27歳)とミラキュラス(24歳)、そして2026年3月12日に入厩した新フォスターホース、マイネリスペクト(18歳)のようすをお伝えします。
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タンポポの季節が終わり、今はクローバーの白とピンクの花が多く見られるようになりました。異様に暑かった6月1、2日の二日間以外は爽やかで過ごしやすい日が多かったです。
雨が少なかったせいか牧草の伸び方が遅いように感じています。それでも反動で7月に牧草作業が進まない天気になると困るので、今年は例年より早めに一番牧草の収穫作業を始めています。他所の牧場でも始まっており、あちこちからトラクターの音が聞こえます。今のところ雨で一日中舎飼いという日はなく、毎日放牧できています。
前回の近況報告の後、キース装蹄師さんが5月19日に来てくださいました。この日は両前の特殊装蹄具(接着してある靴のようなもの)を全て取り除き、改装してくださいました。前回に書きました右前の「砂のぼり」の症状は治っていることがわかりました。しかし、それでも歩様が思わしくなかった原因として、両前とも蹄葉炎が悪化していることがわかりました。


放牧地では青草を食べられない砂地にしてあったのですが、牧柵外に顔を出して青草を食べていたことが原因として考えられました。その日の夕方に牧柵の低い位置にロープを2本追加で張り、また少し伸びてきていた外側の草を刈って取り除きました。
一時、それで歩様が改善されたように思いましたが、青草はまたすぐに伸びて来るせいか、ほんの少しでも影響するのか、再び跛行したため、牧柵の内側に使わなくなった枕木をぐるっと敷き固定しました。


また、他の原因として、今春から投与し始めたサプリメントの影響もあるかもしれません(このサプリメントは5月20日から投与を中止しています)。そしてもう一つの原因として加齢によることも仰っていました。ただ、急に悪化したタイミングからすると、おそらく原因は青草とサプリメントかと考えています。

最も悪かった時に比べると跛行はかなり落ち着いてきていますが、見る時によって少し右前をおさえていることがあります。
痛みが強い頃に特に食欲が落ちたので、痩せていた体が更に痩せてしまいました。選り好みしながらも飼い葉は食べてはいますので、少しずつでも体を回復していけたらいいなと思います。
9時半〜10時頃になると、クッシング病のモアちゃんを青草制限のため、すぐ近くの狭い放牧地に移動させていますが、朝の放牧時間が早くなってきているので、広い放牧地で青草を食べる時間が長くならないように、移動の時間も徐々に早めています。会員様が来られていたタイミングには会員様に曳いて移動していただきました。


前回の近況報告の後もプリンちゃんと仲良く青草を食べているシーンをよく見かけます。
ある日、放牧地を移動する時、モアちゃんを曳いてプリンちゃんの目の前を通り過ぎました。プリンちゃんが寂しそうに見送っているように見えました。すると、その様子を背後で見ていたオーちゃんが駆け寄って来て、「プリンちゃんに寂しい想いはさせないよ!」とでも言っているかのように、モアちゃんを連れて行くのを阻止しようと茶々を入れてきました。


更に他の馬たちも駆け寄って来てごちゃごちゃになりました。順位の弱いモアちゃんは逃げ出したかったでしょうが、ちゃんとついて来てくれて助かりました。それから連日、オーちゃんはモアちゃんを移動させるのを阻止しようと追いかけて来ましたが、最近は少し落ち着きました。


クッシング病のため、冬毛がなかなか抜けずにいましたが、ここのところ長い毛が抜けて(本来の夏の毛よりは少し長く感じますが)少し綺麗になったように思います。

5月15日に東洋医学の獣医さんの診察を受けました。歩様検査と触診から、いつもは股関節の治療を受けることが多いのですが、この日は股関節ではなく首の治療を受けました。リカコはずっと傾いているので、バランスを取るために首に偏った力がかかっていたのでしょう。

とても筋肉が硬くなって張っているとのことで、左右に数ヵ所ずつ水鍼の治療の後、獣医さんがリカコの頭をグイッと後方に引っ張り、首のストレッチを何度もしてくださいました。リカコは気持ち良いのか大人しく施術されていました。1週間後に再診があり、痛みは取れていたため治療はありませんでした。

両後肢のケイクン(皮膚炎)が広範囲でなかなか治りません。今回これまでにリカコには使ったことのない塗り薬を処方していただきました。かさぶたの上に塗っても効果がないので、アニマリンテックスという綿のシートに水を浸して当てて、手で取れるかさぶたを取り除いてから塗るようにしています。
一度に少ししかかさぶたが取れないので根気よくやっていこうと思います。リカコは大人しくやらせてくれます。

6月1日の夕方の西日がきつく、西側の馬房のリカコに扇風機を向けました。初めのうちは怖くて警戒しているのがよくわかる仕草をしていましたが、涼しくて気持ち良いことがわかってきたようで、扇風機に近づいて飼い葉を食べることができるようになりました。その表情の変化が初々しく可愛かったです。

6月4日はミラキュラスの誕生日で放牧地で人参を食べてお祝いしました。ミラキュラスの写真や動画を撮ってからリカコのところに行くと、薄切り人参を派手にこぼして散らかしていました。拾い集めて食べさせました。


6月4日に24歳の誕生日を迎えました。放牧地でリカコと一緒に人参を食べてお祝いしました。

ミラキュラスも両後肢のケイクン(皮膚炎)が広範囲にできており、大きなかさぶたの塊が所々にあります。リカコと同じようにふやかして徐々に治していきたいと思います。

5月後半に、咳が多く目立つようになりました。21日に獣医さんの診察を受けたところ聴診の結果は悪くなく、それほど心配はいらなくて様子を見てよいとのことでした。心臓は少し雑音があるそうですが、高齢馬によくある雑音とのことでした。
昨秋、移動直後に血液検査をした時に白血球数が少なすぎたことがありましたので、今回念のため血液検査をしたところ異常はありませんでした。

5月22日の夜飼いの時にミラちゃんが馬房の柱で左目を掻いていて目の周りが少し腫れぼったく見えました。角膜に傷がついたら大変だと思い目薬を差しました。やらせてくれるかなぁと心配でしたが驚くほど大人しく簡単にやらせてくれました。その後は目を掻くようなこともなく、腫れもせず治まっていきました。

6月7日にまた子宮から汚れが沢山出ていました。夕方に温湯で洗っておいて、朝までにまたどのくらい出るか確認しました。7日の汚れが一番多く、その後減っていきましたが、4月に子宮洗浄の治療を終えた後では一番多かったので獣医さんに相談しました。
診療所で立位の手術については年齢的に完全に良くなるかわからず、手術後にまた尿が入り汚れが出る可能性もあるそうです。その場合は全身麻酔で倒してもっと大変な手術になるそうです。しかし、年齢と病気の内容を考え合わせると、全身麻酔での手術についてはやらない方が良いということで獣医さんとも考えが一致しました。
少なくとも4月の治療の後、陰部を縫合してありますので、空気が入ることによって中が汚れることは防げています。人間と違い子宮内の汚れが全身の体調にまでは影響しないそうなので、年齢と最近の体調からも、このまま立位の手術もしないでこの病気とつきあっていくことを選択肢に入れました。
立位の手術をするかどうかの決断はもうしばらく秋に涼しくなる頃まで据え置き、汚れの出方を観察していこうと思います。
18歳牝馬のリスちゃんは15歳セン馬のオーちゃん(芦毛)にとても好かれていて放牧地でもよく一緒にいます。
朝、放牧前に手入れをしたはずなのに、会員様が来られた時に見るとリスちゃんの体が不自然に汚れていて、おそらくオーちゃんに舐められたんだなと思います。(笑)

朝の放牧時には、モアちゃん→バイラー→リスちゃん→オーちゃん&プリンちゃんの順番で放牧しています。モアちゃんを単独で放牧した後、バイラーとリスちゃんは縦一列になって歩き、放牧地にリスちゃんが入るまでバイラーを掴んだまま待ちます。
リスちゃんも放牧地の中に入ってから、バイラーと同時にリスちゃんの曳き手(綱)を外すようにします。そうでなければ、バイラーが先に走って行ってしまうと、後を追いたいリスちゃんの頸が強くて金具を外すのが難しくなってしまうからです。

先日、会員様がご夫婦で来られた時、ご主人様にとても懐いてしばらくくっついていました。渡辺牧場に来て3ヵ月が経ちましたが、仲間の馬たちとも打ち解けて穏やかに過ごしています。

※要事前予約
※会員(全FP会員、一般会員、後援会員)のみ対象
会員見学(全FP会員、一般会員、後援会員) : 会員専用ページ、会報をご参照ください
一般見学 (賛同会員を含む) : 以下をご参照ください
渡辺牧場Twitter(@urakawawatanabe)
競走馬のふるさと案内所 渡辺牧場のページ
https://uma-furusato.com/search_farm/1344.html
モアザンベストは
「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」対象馬です。
マイネリスペクトは
「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」対象馬です。
「ナイスネイチャ・バースデー/メモリアルドネーション」活動報告・対象馬一覧
渡辺牧場で生まれ、余生を過ごしたナイスネイチャ(1988年4月16日―2023年5月30日)の誕生日に合わせて引退馬支援のご寄付を募るドネーションを、2025年も「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション 2025」(NNMD2025)として開催いたしました。たくさんのご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
ナイスネイチャのドネーションで皆様からいただきましたご寄付はすべて、その年のテーマに合わせた引退馬支援に使わせていただきます。NNMD2025のテーマは、引退馬が次の馬生を目指すためのリトレーニングを行う「再就職支援プログラム」です。対象馬の入厩、調教も始まっています。
長年にわたり引退馬協会の広報部長として活躍したナイスネイチャの功績を讃え、感謝する「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション」。このドネーションは、引退馬支援のためにこれからも続けていきたいと思っております。ご支援、応援をよろしくお願いいたします。(引退馬協会 事務局)
「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション 2025」(Symcable)
開催期間:2025年4月16日 − 5月15日
2026年も「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション」を開始いたします。
「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション 2026」
開催期間:2026年4月16日 − 5月15日
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