浦河町の小葉松牧場で余生を送る2頭のフォスターホースは元気に新年を迎えました。
同い年の2頭は仲良く年を重ね23歳になりました。テンセイフジの誕生日は5月6日、ナムラシゲコの誕生日は5月12日。誕生日も近い2頭が無事に春を迎えられることを願っています。
新雪に覆われた小葉松牧場
久々の積雪(放牧地の奥は足跡が付いていません)
風よけ板の手前に2頭がいます
この冬は雪が少なく、日高地方で積雪が記録されたは片手で数えるほどしかありません。この日の浦河町では久々に10cmほどの積雪があり、放牧地はきれいな新雪に覆われていました。
2頭はこの日も小葉松さんが設置した風よけ板に寄り添って風を避けていましたが、放牧地の奥には足跡が付いていないので朝からこの場所で過ごしているようです。2頭のおばあちゃんにとっては風よけ板が「こたつ」の役割を果たしているのでしょうか。
[動画]
板に張り付く2頭
投げ草を一生懸命食べています
今月の耳ピョコ(1)
シゲコ&フジ
2頭はほどよい距離感で過ごしています
いつも風よけ板に体をピッタリ寄せています
寒がりなテンセイフジは風よけ板に身を寄せると、ほとんど動かず脚元の牧草をモシャモシャと食べています。
風よけ板に張り付くフジさん
動きたくない気持ちが伝わって来ます
[動画]
板のそばで動かないフジさん
今月の耳ピョコ(2)
これはフジさんですね
フジもシゲコも食欲旺盛で、喉が渇けば木戸口に設置してある水桶(バケツ)の位置まで歩いて行きゴクゴクと水を飲んでいます。
ナムラシゲコは寒い時期でも活発に動いています。テンセイフジを中心に1mほどの距離をとり、動き回りながら牧草を食べています。
雪に覆われた放牧地では時間が静かに流れていますが、時折、牛や野生動物の鳴き声が山に響き渡るとナムラシゲコは耳を立てて確認しています。物音に対する反応にも性格の違いが現れますね。
見返りシゲコ(左にフジ)
静かな放牧地で何かを察したシゲコ(耳ピン!)
[動画]かわいい&ウツクシイ! 23歳牝馬たち/ナムラシゲコ テンセイフジ
きょとんとするシゲコとカメラ目線のフジ
今月の耳ピョコ(3)
輝く斜めハートの星、シゲコさん
* * *
小葉松牧場さんで暮らすフォスターホース2頭は最近まで繁殖生活を送っていたので、現役生活を送っている競走馬が何頭もいます。
【テンセイフジ産駒】
テンセイフジの仔は川崎競馬のイサチルウキウキ(牝6歳)、モーモーレッド(牝5歳)の3頭が現役競走馬として頑張っています。
【ナムラシゲコ産駒】
名古屋競馬のナムラエヴァ(牝5歳)、中央競馬のナムラロビン(牡3歳)が現役。
ナムラエヴァは1月2日の初夢特別(A7組)を優勝、通算7勝目を挙げました。ナムラロビンは1月21日に高知競馬場でのJRA交流戦に出走。これがデビュー2戦目でダート替わりに期待しましたが9着と奮いませんでした。使われつつ良化するのを期待しましょう。
頑張る子供たちの応援もよろしくお願いします。
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