テンセイフジ
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※馬インフルエンザの感染防止対策として「1.手指や靴裏の消毒を励行」「2.原則として厩舎や放牧地には入らない」「3.馬と距離をとっての撮影」に留意しながら取材を行っています。
今年は雪が少ない暖冬でしたが、その反動か4月に入ると花冷えの日が続きひんやりとしています。フォスターホースのテンセイフジ(23歳)と、ナムラシゲコ(23歳)が暮らす小葉松牧場の近くには浦河町の桜の名所・西舎桜並木(優駿さくらロード)があり、4月26日、27日には「第58回 優駿の里 浦河桜まつり」が行われましたが、開花が遅れ2分~3分咲きでの開催となったようです。
山間(やまあい)にあり、日照時間の短い小葉松牧場でも桜の開花は遅れていますが、放牧地の緑は日々色濃くなっています。
山の斜面の放牧地も薄っすらと緑に
4月中旬に放牧地に肥料を撒き、雨が降るごとに青草が伸びてきました。朝一番に放牧された2頭は山の斜面の放牧地まで散歩すると、その後は下の放牧地の奥で青草の新芽を食んでいます。
4月に肥料を撒きました
食欲旺盛でモリモリ食べています
テンセイフジのFP会員さんは、いつもニンジンを手土産に会いに来てくれるので、人影が見えるとこちらに寄って来ますが、「あ…この人はニンジンくれない人(ただの取材)だ」と気がつくと、その場で立ち止まり再び青草を食べ始めました。
2頭は適度な距離感で気ままに過ごしています。周囲の気配に敏感なナムラシゲコですが、この時期は食欲優先なのか頭を上げずに黙々と青草を食んでいます。
青草をモシャモシャして満足そうな表情
放牧地でゴロを打つ(泥遊び)ので、朝の飼い葉時にブラッシングすると冬毛がソフトボール大で抜けるそうです。小葉松さんのお手入れのお陰で冬毛もかなり抜けてきました。青草食べ放題、虫が少なく、過ごしやすい気候、馬にとっても今が一番嬉しい季節かもしれません。
冬毛も抜けてきました
月次レポートの取材から掲載までの間に2頭の誕生日を迎えています。テンセイフジは5月6日に満23歳、ナムラシゲコは5月12日に満23歳になりました。ご支援いただいている会員さんのおかげで元気に暮らしています。今後ともよろしくお願いいたします。
シゲコを撮影中に割り込んでくるフジ
* * *
小葉松牧場さんで暮らすフォスターホース2頭は最近まで繁殖生活を送っていたので、現役生活を送っている競走馬が何頭もいます。
【テンセイフジ産駒】
佐賀競馬のモーモーレッド(牝5歳)が現役で活躍していましたが、引退して繁殖入りしたそうです。通算成績36戦12勝、惜しくも重賞には届きませんでしたがテンセイフジの血を繋いで欲しいです。お疲れ様でした。
【ナムラシゲコ産駒】
高知競馬のナムラカミカゼ(牡8歳)、名古屋競馬のナムラエヴァ(牝5歳)が現役。
ナムラカミカゼはJRA3勝から高知競馬に移籍。4月13日に行われた転入初戦で2着と好走しました。高知でもう一花咲かせてほしいところです。
見学希望日の1週間前までに要予約。
詳細は引退馬協会にお問い合わせください。
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