コアレスピューマ
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乗馬倶楽部イグレットで過ごすフォスターホース、コアレスピューマ(21歳)、ルックトゥワイス(12歳)、クレスコグランド(17歳)、タービランス(12歳)、ブラックバゴ(13歳)の近況をお届けします。
9月半ばを過ぎ、千葉でも最高気温が30℃を下回るようになり、ようやく秋の気配。それでも日差しは未だ真夏のように強烈で、日中は気温以上に暑さを感じます。
日の出も少しずつ遅くなってきていますが、まだ残る暑さ対策のため、早朝からの放牧は変わりません。フォスターホースたちも朝焼けのなか、馬場や牧草地で放牧されています。
イグレットさんではポニー厩舎と周辺の改修工事に入っており、ポニー厩舎前の馬場は新しい建物の基礎工事が始まっています。敷地内では、馬とともにくつろぐことができるスペースなども構想されています。工事は来年まで続くとのことです。
プレゼントの生牧草、牧草地で種から育てた自家製の牧草と、厩舎にはフレッシュな青草がいっぱい。それぞれの馬房に、青草が配られていました。
[動画]青草美味しいね!/ルックトゥワイス クレスコグランド コアレスピューマ
みんなイイ顔で食べています!
こちらは青草が配られる前のタービランスとブラックバゴ。待ち遠しそうな表情です。
[動画]馬房でくつろぐタービランスとブラックバゴ
まだ暑かった日の午後、扇風機で涼む2頭
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フレグモーネが落ち着き、放牧など日常生活も通常どおりに行っています。
異常な暑さもあって、この夏は珍しく肌が荒れ、痒みがでたりしましたが、だんだんと症状が治まってきました。漆黒の馬体はピカピカ、食欲もあり、元気に過ごしています。
放牧時は、イグレットのスタッフさん所有馬で一緒に通勤、自由人*としてもすっかり慣れたポニーのユタカくんが一緒になることがあります。先月のたよりでもそのようすをお伝えしましたが、2頭のふれあいは変わらず。ユタカくんはピューマが放牧に出ているときは、近くで一緒に草を食むなど、和やかな雰囲気です。
*自由人…乗馬倶楽部イグレット独自の言葉で、放牧時は敷地内を自由に歩き回る馬たちのこと、またそのようす。
涼しくなってきて、絶好調のルックトゥワイス。放牧時もパワー全開です。ルックはあらゆる方位に注意を払い、仲間たちを見つけると一気に走り回ります。
ポニーのユタカくんがルックが放牧されている馬場へ侵入、2頭は夢中で追いかけっこをしていました。3歳の若馬相手に楽しそうなルック。いやいや、小回りの効くユタカくんに振り回されているのかも?
9月半ば、まだ猛暑が続いていた頃は目のまわりの隈が濃く、長い夏の疲れが出ているようにも見えましたが(隈は栗毛の馬はとくに目立ちます)、この通り元気いっぱい。お腹の調子もよく、大食い&早食いは変わりません。
牧草地で放牧のときは草を食べまくり、ご機嫌なようす。しかし、草がない馬場での放牧時は、早く帰りたいと訴えたりします。涼しくなっても関東近郊ではまだまだ虫が多いので、虫嫌いのクレスコくんが落ち着いて放牧できるのは、もう少し先になりそうです。
蟻洞の箇所は引き続きケアを続け、経過観察中。終日、舎飼いの日もありましたが、今は放牧にも出て、元気に過ごしています。
王様気質のタービランスは孤高を好むタイプで、放牧時も自由人たちと絡むことも少ないです。いつでもマイペースでのんびり。エリアの端まで探検したり、柵越しに首を伸ばして草を食んだり、ウキウキしたようすで駈けたり、ひとりの時間を満喫しているようです。
元気に猛暑を乗り切ったブラックバゴ。毛艶もよく、黒鹿毛の馬体に栄養斑点が浮き出て、大きな身体がますます大きく、美しく輝いています。
人懐こくて、穏やかな性格ですが、いたずら好き。眼盂(がんう/目の上のくぼみ)が深く、下がり眉にも見えて、困った表情をしているように見えたりもするバゴくんですが、放牧時はけっこうイケイケ。おらおらとパワフルに走り回っています。大柄なので迫力満点。カッコいい!
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イグレットでリトレーニングを続ける再就職支援プログラム受講生のようすもお届けします。
放牧の組み合わせを変えて、馬添いのよさや相性を確認。耳を絞るのがクセになっているインカラムは(怒っていないときでも耳を伏せたりします)、放牧地ではとてもおだやかです。
ドーロカグラは入厩して2ヵ月。何に対しても慎重なところがありますが、すっかり慣れて、放牧中は強気な気配。三白眼が印象的なドーロくん、元気いっぱいです。
ノーブルマーズも変わらずマイペースに過ごし、体調もよい状態を維持しています。馬房の窓から見える馬場で乗馬のレッスンや放牧中の馬たちをいつも観察していたノーブルマーズ。その馬場も改修工事に入り、窓から馬たちのようすは見えなくなりました。
9月11日、イグレットのメイン厩舎で余生を過ごしていたジャガンツ号(TCCホース)が疝痛のため亡くなりました。12歳でした。
ジャガくん(ジャガンツの愛称)はサポートホースのサーチエネミー(サーチエネミーの会/2025年6月、長野県へ移動)の隣の馬房で過ごしていました。取材時に馬房前の廊下を通ると、いつも大きな身体をのり出すようにして、人懐こい表情を見せてくれました。
ジャガくんの乗馬レッスン時、軽快な歩様に合わせるように、すぐ隣に放牧されていたノーブルマーズが柵越しに併走したこともありました。ノーブルマーズにとって、同い年のジャガくんはよき仲間だったことと思います。
ジャガンツ号の冥福を心よりお祈り申し上げます。
乗馬倶楽部イグレットでは、10月も夏時間営業を行います。
それに伴い、電話対応と見学の時間も引き続き以下の時間で対応してまいります。
夏時間営業 7月2日(水)〜10月中旬頃まで延長予定
【電話対応時間】 9:00~13:00
定休日:火曜
TEL 0478-59-0008 FAX 0478-59-1375
【見学時間】 10:00~14:00
定休日の火曜を除く。前日までに要予約。
1)見学・訪問は基本的に引退馬協会の会員を対象としておりますが、
引退名馬繋養展示事業の適用馬であるルックトゥワイス、クレスコグランドは
一般見学も可能です。
2)会員の方は、前日までに直接「乗馬倶楽部イグレット」へ会員種別とID番号を伝えて
予約してください。変更があるときは早めにご連絡ください。
一般の方(ルックトゥワイス、クレスコグランドの見学)は、
「競走馬のふるさと案内所」で見学情報をご確認の上、事前にご予約をお願いいたします。
3)場内へ入られる前に、必ず事務所にお立ち寄りください。
ご訪問の際には会員ID証をお持ちいただき、受付で提示してください。
発熱のような症状がある方は見学をご遠慮いただくなど、
引き続き、感染防止対策に十分ご配慮ください。
ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
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5頭のFHほかたくさんの馬たちのようすがアップされています。ぜひ下記からご覧ください。
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