生年月日 | 2007年3月29日 |
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性別 | セン馬 |
毛色 | 鹿毛 |
生産地 | 北海道門別町(現・日高町) |
生産者 | 戸川牧場 |
血統 | 父・ダンスインザダーク 母・パラダイスチェリー |
所属厩舎 | 美浦 嶋田功厩舎 |
生涯成績 | 9戦0勝(中央) |
繋養先 | みどりのまきば(一般公開はしていませんので、所在地は会報で確認してください。) 公式ブログ |
見学可能時間 | 応相談 |
東日本大震災の被災馬の一頭のコテツ(14歳)を被災馬フォスターホースとして受け入れることになりました。
2011年、引退馬協会が被災馬支援に乗り出したとき、真っ先に被災馬の受け入れを表明してくれたのが埼玉県の養老牧場の当時の場長のKさんでした。
コテツは牧場の収入や寄付によって養われていましたが、震災から3年経った2014年3月に、引退馬協会の対外支援活動の引退馬ネットの運営サポートを受け、「被災馬コテツ(ルージュビクトリー)の会」を立ち上げ会員制度を導入しました。
しかしKさんが体調を崩し、牧場の運営がだんだん厳しくなってきました。そして2017年2月に、Kさんはついに緊急入院することになりました。牧場は近隣の馬関係者やボランティアにより運営していましたが、牡馬でやんちゃなコテツは扱うことが困難だったため、引退馬協会の「被災馬支援基金」からの支援により、牡馬を扱える近隣の牧場へ移動し、去勢手術をしました。一時は衰弱していたコテツですが、元気を取り戻していきました。
被災馬コテツの会は、引退馬協会の対外支援事業である「引退馬ネット」の直接の管理下におき、2017年8月に、福島県双葉郡川内村の養老牧場“みどりのまきば”へ移動しました。移動してからは牧場の先住馬の梅ちゃん、愛ちゃん(再就職支援プログラム卒業生のプリンセスアイズ)ら仲間と過ごし、今では牧場のリーダー的な存在になりました。(牧場でのエピソード「りっぱなボス」)
コテツが被災馬として、引退馬協会の見守り対象馬の馬であることから、被災馬フォスターホースとする選択肢もあり、引退馬ネットのスタッフが被災馬コテツの会の会員さんたちや“みどりのまきば”の黒澤さんにお会いする機会に相談してきました。やむを得ない事情で会員を続けることができない方がいることを考慮し、会が安定するならと賛同していただきました。
安定してコテツを養っていくことができるだけでなく、被災馬フォスターホースになることで、被災馬コテツの会の会員のみなさんや、コテツのことを心配して寄付という形でご支援いただいているみなさんに、コテツの近況を届けやすくなることも、決断する理由のひとつでした。
2020年中は引退馬協会では相次いで新規のフォスターホース受け入れがあり、コロナ禍で引退馬支援そのものに先行きに不透明さもあったため時期を先送りとしてきましたが、被災馬コテツの会の会員の皆様にご支援を継続いただくこと、当面の預託料を被災馬コテツの会の残高でまかなえること、そしてたくさんの方が、新たに引退馬支援に関心を寄せてくださっている今こそ、よいタイミングだと判断いたしました。
預託先の“みどりのまきば”のある川内村は被災馬フォスターホースの「おにくん」のいる“厩舎みちくさ”からは1時間ほどの距離になります。日本の原風景の里山が残る山間の美しい村です。今はコロナ禍で人々の往来が制限されていますが、平穏な日常が戻ったら、コテツがいることで、人が訪れるきっかけになれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
※被災馬フォスターホースは、一頭ずつのご支援ではなく、ハーモニィチトセチャン、コッチャン、ハーモニィフラ、おにくん、コテツの5頭のご支援となります。
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どうぞよろしくお願い申し上げます。
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